こととも保育園もりやま

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はぐみののクリスマス

あっという間に
12月も終わろうとしています。

園長の櫻井です。

園庭にあるはぐみのの
シンボルツリーのさくらんぼの木は、
紅葉が美しく、
風に吹かれるたびに空を舞いながら
地面に葉っぱが散り積もり、
木も冬支度です。

そして、12月に入ると園内は、
職員手作りのクリスマス装飾で
いっぱいになり、
寒く暗いこの時期を
明るい気持ちにさせてくれます。

今年度よりはぐみのは標準園になり、
0歳から5歳までのお子様をお預かりする
保育園になりました。

シュタイナー教育を学びながら
保育の柱にすべく、
目の前の子ども達を見て、
感じることを大切にしながら
日々保育にあたっています。

3歳以上の幼児クラスでは
毎日、同じ時間に
「ライゲン」を行ってきましたが、
いよいよ今年から12月はその時間に
「生誕劇」をすることにしました。

「生誕劇」をするのにあたり、
まだまだ大人自身が学び途中で、
「クリスマスを深めてからするべきであろう」と、
職員間でも十分話し合いを続けてきました。

しかし、10月・11月の「ライゲン」で、
子どもたちそれぞれがこの時間を楽しみに待ち、
毎日繰り返されるライゲンを
意欲的に楽しんでいる姿に触れ、
その熱い生き生きとしたものに
背中を押されるように
「生誕劇をやってみよう!」という
流れになりました。

いつものようにそら組とつき組が
一緒に朝の歌やお祈りをし、
その後「生誕劇」をします。

クリスマスの歌を歌いながら、
流れるように準備が始まります。

衣装をつけ、いすに座り、
クリスマスクランツに明かりがともると、
クラス全体が歌とともに
温かな空気に包まれます。

子ども達は多くを説明されることなく、
自分の動きもお友達の動きも
感じながら動きます。

子どもも大人も集中し、
時が止まったよう…。

子ども達がこの劇をする姿を通し、
子どもたち一人ひとりの中に
この劇に登場する
すべての役がいるからこそ、
喜びをもって
その日、与えられた役を楽しみ、
同じように友達の姿を
一緒に楽しめる…と感じるようになりました。

そして今、毎日繰り返される中で、
日常の自由あそびの中にも
再現されるようになりました。

自分が「体験」したことを
友達とイメージを共有しながら、
役割も自分たちで決め、
楽しみ出しています。

喜びをもって「体験」「想像」し、
新たなものを作り出す子どもたちに、
私たちは
「子どもたちに内在するものの偉大さ」を感じ、
「畏敬の念」を抱くばかりです。

今年も一年、
ありがとうございました。

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