日々の食体験
こんにちは。
栄養士のむつみです。
ぽかぽかと暖かい日が多くなり、
春を感じる今日この頃です。
しかし、
「暑さ寒さも彼岸まで」という
ことわざがあるように
気温の変動が激しい頃でもあります。
今年度もあと少し。
体調に気を付けて
過ごしていきたいと思っています。
今年度、はぐみのでは
食体験(食に関連した取り組み)を
月に1回は行うようにしてきました。
乳幼児期の食体験は、
成長していく過程で
とても大切なことです。
食体験とは、
視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚の
五感をフル稼働させる
素晴らしい体験です。
あるクラスでは
ここ最近、お散歩の帰りに
毎回、調理室横から
いい匂いがすることに気づき、
その匂いが自分たちの食事であるという
驚きがあったと聞きました。
また、お部屋に給食の台車が入ると
自然と美味しい匂いが
片付けのサインとなっているそうです。
そわそわしながら、のぞき見したり、
みんなで協力して
一刻も早く食事を始めたいという意欲が
旺盛な食欲へと確実につながっているようです。
各お部屋で
野菜のあえものなどの調味をして
子どもたちの前で
実演を見る体験は
今や「今日の野菜はもみもみしないの?」と
リクエストが上がるほど人気です。
作っている私たち調理にとっては
このような子どもたちの様子や
言葉を聞くことが
なにより嬉しく励みとなっています。
食べ物が口に入るまでの、
買い物、準備などのプロセスも
立派な食体験になります。
はぐみのの保護者の方からも、
「子どもと一緒に買い物に行き、
野菜の名前をたくさん憶えてきました」という
嬉しい声も。
このはぐみのでの食体験は、
作る側の力だけで
できていることではないです。
保護者のみなさん、
はぐみのの全職員の力が
合わさってのことです。
来年度もその先も、
食との関係は生きている限り続きます。