ここにいるよ
気づけば、せみの声も聞こえなくなり、
戸外に出ると、涼しい風が吹いていて、
少しずつ夏の終わりを感じます。
こんにちは。
ゆめぐみ担任のきほです。
最近は、
ずりばいやつかまり立ち、
伝い歩きなど、
自分の好きなように動けることが
うれしくて仕方ない子どもたちです。
そんな子どもたちですが、
ふと気付くと、
なぜかお互いに
引き寄せられるように
近くに集まっています。
お昼寝から起きた時も
まずは「起きているかな?」と
友だちの顔をのぞき込んで、
声を掛け合っています。
また、あそんでいる時も
それぞれに好きなあそびをしているのですが、
うれしそうな様子に気づくと、
笑顔で拍手をしていたり、
“見てたよ”というように、
やわらかな表情で
眼差しを向けていたりします。
ある時、一人の子が泣き出すと、
つかまり立ちであそんでいた子が、
普段は立った姿勢から床に戻れるのですが、
それも忘れて、
その子に向けて一歩を踏み出し、
「うー」と声を出し、
一生懸命手を伸ばしていました。
“ここにいるよ”
“なんとか近くに行きたい!”
そんな気持ちが伝わってきて、
日々過ごす中で、一緒の心地よさや
うれしさを感じているからこそ
なのではないかと思いました。
日々、一緒に過ごすお友だちの
いつもと違う様子に気づいて、
その子なりに精一杯に表現する姿を見て、
成長を感じるとともに、
あたたかな気持ちになりました。
一人ひとりの思いを汲み取り、
今自分にできる精一杯で
向き合っていきたいです。