そうじのおはなし
こんにちは。
にじ組の担任のあいです。
実りの秋…。
畑のおいもをたくさん収穫した
その傍ではみかんが
黄色く色づき始めています。
小鳥たちのさえずりもにぎやかになり、
今か今かと待っているようです。
今回は「掃除」について
お話させていただきます。
子どもたちにとってはぐみのは
『第二の家庭』なので
日々の生活とあそびが
穏やかで幸せに過ごせるよう、
清潔で美しく整えられた環境を
保つことを大切にしています。
小さな子どもたちは
伝い歩きやハイハイをしながら
興味のあるところへ
自由に探索を楽しんでいます。
お部屋のいたるところを触ってみたり、
ゴロゴロころがり身体を動かしたりと
一日の大半を床で過ごします。
はぐみのでは園全体の掃除を
職員全員で行っています。
毎日の掃除を丁寧にすることで、
お部屋やおもちゃに愛着を感じながら
”今日はこんなあそびをしたなぁ”と
その日の子どもたちのあそぶ姿が
目に浮かびます。
そして、
また次の日のために
環境を整えていきます。
子どもたちがいる中でも
掃除をすることもあります。
窓に残っている
小さな手の跡を拭いていると、
その傍であそび布をもってきて
同じように窓を拭く子どもの姿や、
「上!上!」と指差し、
拭けていないところを教えてくれる
子どもの姿も見受けられます。
そのまま真似している
見事な模倣っぷりに
笑ってしまうこともあります。
子どもたちがじっと見つめている時、
見た事柄の細部を
言葉にして伝えることはできませんが、
その細部を直接、
自分自身の中に取り込んでいると
言われています。
だからこそ、ふさわしいお手本として
保育者は子どもの傍で
掃除をする時の所作や物の扱い方、
音にも意識を向けるよう心がけます。
ご家庭でも洗濯物をたたむ時など、
一緒にする機会があるかと思います。
そっと目を向けてみると
お子さんも一生懸命同じことをする姿に
気づくことがあるかと思います。
そうしたお子さんの姿も
成長を感じるひと時なのではないでしょうか。