こととも保育園もりやま

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そら組の雨の日の楽しみ

こんにちは。
3歳児そら組担任の
あつこです。

秋が少しずつ深まり、
過ごしやすく気持ちのよい
気候になりましたね。

「秋はいいな、涼しくて・・・♪」
と、大人も子どもも思わず
『秋のうた』を口ずさみたくなり、
微笑みあうこの頃です。

さて、最近そら組では
雨の日の戸外あそびを始めました。

お父さん、お母さんに
用意してもらった
自分だけのカッパや
長靴を身に付けると、
子どもたちからは喜びが溢れていました。

そのまま雨の中過ごすと、
全身が濡れて冷たいですよね。

しかし、子どもたちは、
自分だけの大事なカッパや長靴を
身体にまとうことで、
安心感の覆いに包まれたように
“大丈夫。いいでしょう。”と、
とても幸せに満ちた表情を
見せてくれました。

そんな
お父さんお母さんからのお守りとともに
玄関から外へ出ると、
私たち大人が
「雨の日はこういうあそびができるよ!」と
教えなくとも、
子どもたちは自然と身体が動き、
それぞれのあそびを始めました。

しっとりと降る雨粒の音を聴いていると、
大人も気持ちが安らいできます。

今の社会はテレビなどの
色々な音に溢れていますが、
自然の中には静寂が満ちていて、
私たちを心を静め、
そっと癒してくれます。

そして、いつも傍にあって
気がつけないことに
喜びを感じることができるようになります。

ある子は空に向かって
口をあーん!と大きく開けたり。
一生懸命な姿が可愛らしいですね。

また、ある子は
水たまりを見つけて水を集めてみたり・・・
さあ、何を始めたのでしょう?

いつも雨の日は玩具がある
あたたかいお部屋の中で
過ごすことが多いのですが、
昔の子どもたちは自然の中に溶け込み、
あそびを作り出しながら生活していて、
もしかしたら雨の日は
目の前にいる子どもたちのように
あそびを楽しんでいたのかな?
と、想像をめぐらせながら
うっとりと優しい気持ちになりました。

段々と慣れてきて
心が開けてくると、
あそびも広がってきます。
濡れた場所へ思いきり座っても、
今日はへっちゃらです。

水の性質は様々に変化します。
冷たくなったり熱くなったり、
上から下へ流れたり、
小さくなったり大きくなったり、
透明なところから色がついたり・・・
それだけ子どもたちの
表現の可能性が無限なのです。

自然の中で、
それぞれが心地よさを感じながら
潤いが生まれたひと時となり、
飽きることなくじっくり
楽しむことができました。

そして、
「今したい!」と思うあそびが
一人ひとりあって、
それぞれ違っていても、
「楽しいね」という気持ちで
つながりあっていることが
何よりもうれしく感じました。

これからも仲間とともに過ごす中で
自分の思いを十分に表現でき、
それを安心して認めあえるような、
そんな日々を大切にしていきたいと思います。

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