こととも保育園もりやま

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はぐみののクリスマス会〜りんごろうそく〜

早いもので、
一年が終わろうとしています。
今年は一年が過ぎるのが
とても早く感じます。

副園長の櫻井です。

12月に入ると、
はぐみのの園全体が
クリスマスのしつらえにかわりました。

一般的なにぎやかな
電飾などの人工的なもので
彩られるようなクリスマスではなく、
窓に貼るトランスパレントや
各部屋のリースも
ホールにぶら下げられた
ローズウインドウや
玄関のクリスマスのお人形達も、
全て手作り。

クリスマスの本来の意味を
少しでも触れながら、
雰囲気を感じてもらいたい…という
思いで心を込めて手作りしたものです。

そして、
今年初めてクリスマスに向け、
そらぐみ(3歳児クラス)の子どもたちは、
りんごろうそく作りました。

りんごをピカピカに磨く
体験もはじめて。
子どもたちの手よりも
大きな真っ赤なりんご。
コロコロ転がりそうになる
りんごを押さえて、
一生懸命磨きます。

もみの木の枝と
みつろうろうそくを、
りんごの真ん中にしっかり立てて、

「みてみて、ピカピカ!」
「りんごのいい匂いがする!」と
磨けば磨くほど輝きを増す
自分の手よりも大きなりんごを抱え
一生懸命な子どもたちでした。

25日のクリスマス会には、
このりんごろうそくに
灯がともります。

クリスマス会ではそらぐみさんが、
りんごろうそくを
みんなの前でする予定でした。

しかし、コロナの広がる状況下、
急遽そらぐみさんだけで、
りんごろうそくだけを
することになりました。

実は、クリスマス会に向け、
私たち職員は、
トーンチャイムとリコーダーで、
子ども達に聞いてもらう!と、
何度も練習を重ねてきていましたので、
演奏ができなかったことは、
職員にとってもとても残念でしたが、
来年のお楽しみに取っておくことになりました。

その時は、是非
保護者さんにも参加していただき、
この素敵な会を見ていただきたい!
そう願っています。

来年こそは、世の中の情勢も
落ち着いていますように。

クリスマス当日。
いよいよ、りんごろうそくに
灯りをともします。

子どもたちは、とても楽しみに
この日を待ちわびていました。

練習も一切なし。
だからこそ、
楽しみも集中力も倍増です!

ライアーの演奏の流れる
(櫻井、練習頑張りました!)
厳かな雰囲気の中、
一人ひとりりんごろうそくに
灯りをともします。
担任の温子さんがする姿をよく見て、
子どもたちは、続きます。

ろうそくに灯りをともし、
灯りが消えないように、
そっと、歩いて、、、

テーブルの上に。

一人ひとりの呼吸まで感じるほど
真剣な姿に、
子どもたちの内在する光の力強さ、
たくましさを体感させてもらい、
とても感動しました。

厳かな空間の中、
子どもたちのりんごろうそくは、
神聖な温かな灯りを
光輝かせていました。

クリスマスの体験を通し、
日常の外側の世界から離れ
自分自身の内面に向かう
「強い意志」の育ちにつながる行事として
「りんごろうそく」の体験を行いました。

心の本当の落ち着きに近づき、
それが思慮深い行動や
楽しげな態度に
現れてくることを願って。

りんごろうそくの灯りは、
一人ひとりの輝きが、
薄暗い空間に浮かんだよう。
灯りが調和となり、
より輝きを増していました。

人は一人では生きていけません。
しかし、一人ひとりが、
ちゃんと自分らしく立ち、
それぞれの存在を認め、
調和し生きていくことが、
社会も自分も照らすのだと、
この灯りから、そして
子どもたちの姿から、
学んだ素敵なクリスマスでした。

皆さん、いい年をお迎えください。

新しい年が、皆さんにとって、
子どもたちにとって、
全ての人々にとって、
幸せな年になりますように。

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