こととも保育園もりやま

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ランタンまつり

11月最後の冬らしい寒い日、
はぐみのの行事の中でも
大切にしている
ランタンまつりをむかえました。

こんにちは、
にじ組担任の愛です。

ランタンまつりは子どもたちだけでなく、
私たち職員もとても大切で
楽しみにしている行事のひとつです。

午前中は新海池公園に行き、
森の道の中で小人さんやねずみさんの
お家を探しに出かけました。

「小人さんは、恥ずかしがり屋さんだから、
大きな声はびっくりしちゃうから、
そっとね」と、お話しする子。

「木の上までどうやって登ったのかなぁ?」
「今日は寒いから葉っぱのお布団を
かけてあげよう」と、会話がはずみます。

お昼寝から目を覚ますと、
玄関にはたくさんのどんぐりや葉っぱとともに
小人さんからの手紙がそっと届いていました。

子どもたちは
「どこからくるのかな?」
「なにでくる?車かな?歩いてくるかな?」
「プレゼントくれたね!」と、
小人さん達の贈り物に、
ワクワクとうれしさがあふれます。

「暗くなったら遊びに来るね!」
という小人さんの言葉に、
「早く暗くならないかなあ」と、
会話が広がります。

それからりんごケーキを
みんなで分け合い、
おいしく食べて英気を養います。

ようやくあたりは暗くなり、
子どもたちが心待ちにしていた
ランタンまつりが
静かにはじまりました。

園庭に出かける前に、
机上劇を見てから出発です。

ひとりひとり、
大切な灯りを受けとります。

ランタンに光が灯る瞬間、
思わず表情が緩み、
その子らしい表情が現れ、
光に照らされていきます。

どの子も持つ手に力が入り、
灯が消えないよう、
ゆっくりと歩き始めます。

 

まっすぐな目で見たものを
心の内で感じている様子を
担任は傍でそっと温かく見守ります。

 

ひとつの空間が厳かな静寂と
温かな光に満たされて、
子どもも私たちも包まれている
ひと時でした。

本来、ファンタジーの中で生きている
子どもたちの世界を、
この時だけ、私たち大人に
のぞかせてくれているようにも思いました。

子どもであるうちは
この世界に浸っていてほしい。

その世界を守るのは
大人の役割だと感じました。

子どもたちがこの一日
感じたことは尊く、
全ては言葉にできないと思います。

ランタンまつりを通して、
ひとりひとりの心の内に光が宿り、
生きていくための力となることでしょう。

 

 

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