2020/05/18

幸せな時間～いちごジャム作り～

晴れわたる空に、
新緑がいっそう鮮やかに映える
季節となりました。

日中は汗ばむ陽気ですね。

こんにちは、
今年4月からお世話になっている
管理栄養士のみつえです。

今日はそら組の子どもたちと
初めて一緒に
いちごジャム作りをした様子を
ご紹介します。

以前からとても楽しみにしていた
子どもたち、

当日は張り切って身支度を整え、
手洗いもしっかりして準備万端です。

まだあまり慣れていない私のことも、
満面の笑顔で向かえてくれました。

材料のいちご、レモン、さとうを
目の前に、身を乗り出しながら
作り方を聞いて早速スタートです。

まずは、
いちごのヘタとりから。

最初は慣れない手つきでしたが、
コツをつかんだのか
どんどんスピードアップ。
みんな真剣な表情です。
その集中力には驚きました。

次に、
いちごを洗って
炊飯器のお釜に移し、
さとうを加えます。

一人ひとり、
少しずつさとうを入れました。
他の子が入れる様子を静かに見守り、
最後の子が全部入れ終わると、
自然と拍手が起こりました。

「やったー！」
「できたね」と
声を掛け合う子どもたち。

いつの間にか、みんなの表情が
自信に満ちてきていました。

最後にレモンの輪切りを加えて、
炊飯器のスイッチオン！

できあがりを楽しみに、
お外あそびに出かけました。

子どもたちが外あそびしている間、
炊飯器から漂う
いちごの甘酸っぱい香りが広がり
フロア中が何とも言えない
幸せな香りに包まれました。

そんな中、外あそびから
子どもたちが帰ってきました。

いちごジャムの匂いで
パッと顔が輝きます。
「もうできたんじゃない？」
「食べたい！」と
ワクワクした気持ちが高まっています。

手を洗って、
みんながそろったところで
早速ふたを開けて見ました。

湯気と同時に
中の香りが一気に広がります。

「うわー」
「いいにおい」
「食べたーい」

興味深々で中をのぞきこんでいます。

そこで早速、
ペロッと一口。

この表情！
こちらまで幸せな気持ちになりました。

「あまーい」
「すっぱい」
「おいしい」

感じ方はそれぞれですが
他の子の感想を聞くたび、
笑顔の輪が広がりました。

ついにお待ちかねのおやつの時間です。
自分たちで作ったジャムを
好きなようにパンにぬって食べました。

ジャムだけを食べたり、
サンドウィッチにしたり、
一口ずつジャムにつけて食べるなど
自分なりのおいしい食べ方を見つけては
担任のあつこさんに、
一生懸命見せていました。

あつこさんは一人ひとりに
笑顔で応えます。

子どもたちはおいしいジャムパンと
満たされた気持ちで
お腹いっぱいの様子でした。

そして私にも
「楽しかった！」
「おいしかったね、また作りたいね」
「明日も作る？」
と、自信と意欲に満ちた表情で
次々に気持ちを伝えてくれました。
朝よりずっと子どもたちと
心が近づいたようでうれしかったです。

これからも安心できる
あたたかい環境の中で
子どもたちが愛情やよろこびを感じられる
様々な食体験を積み重ねていきたいと思います。

そして
食への関心や意欲が
ゆっくりと育まれることを
願っています。