新しい年度の始まりによせて
今年もまた桜の季節になり、
春の日差しが心地よい季節となりました。
園長の櫻井です。
この季節になると、
”日本人でよかった”と
四季があることに感謝があふれます。
どんなことがあっても、
季節は廻り、春が来る…。
そんな繰り返しの中、
”子どもたちが安心感を無意識に
感じ取ってくれますように…”と願いながら、
毎日幸せな気持ちになる今日この頃です。
先日、今年度の入園式を
無事に迎えることができました。
ご入園された皆さま、
本当におめでとうございます。
少し緊張した表情で登園してきた子どもたち…。
保護者の皆様と一緒に、
新しい生活の始まりを見つめる時間は、
私たち保育者にとっても特別な時間になりました。
お部屋には季節のテーブルと、
はぐみののお庭に咲いたチューリップの花束。
さらに、保育者手作りのうさぎのあみぐるみが
子どもたちを温かく迎えてくれました。
翌日からは慣れ保育が始まりました。
保護者の皆様は新しい環境や
初めての保育園に…と、ご心配とご不安の中、
わが子の泣き声に
後ろ髪を引かれる思いだったでしょう。
お母さんとの別れに
驚きと不安で涙、涙…の子どもたちも、
次第に保育者のひざに乗りながら、
周りを見渡し、あそびに参加する姿が
見られるようになってきました。
そして、少しずつ”ここは安心できる場”と
わかってきてくれたようで、
お茶を飲んだり、眠ったり、
おともだちと顔を見合せたり、
私たち保育者と視線を合わせ、
笑顔を見せてくれることが増えてきました。
子どもたちは日に日に
新しいクラス、新しいお友だち、
そして新しい担任との出会いに、
緊張しながらも、少しずつ
心を開き始めてくれているように感じます。
はぐみのでは
一人ひとりの子どもたちが安心して過ごせるよう、
温かなまなざしと丁寧な関わりやふるまいを大切に、
子どもたちの一生涯における大切な時期を、
職員一同、畏敬の念を持ち、
誠実に保育にあったって参ります。
今年度もよろしくお願いいたします。
