春の訪れ
こんにちは、
0歳児 ゆめ組のなおみです。
立春が過ぎ、
日中は暖かい日差しを感じる
ポカポカ陽気の日が多くなりました。
最近、鳩や雀など
いろいろな種類の鳥が飛んでいたり、
木や電線にとまっていたりする様子が見られ、
鳥に気づいた子どもたちは
「あーあー」「ぽっぽ」「かーか」と
指さして教えてくれます。
様々なことに興味を持ち、
じっと見つめる子どもたち。
ゆめ組の部屋で
ヒヤシンスの球根を水栽培しよう!
一緒に球根の成長を見てみたい!
子どもたちがどんな表情をみせてくれるかな?
球根の植え付けをする時期は
11月から12月。
もう2月だから球根はあるのかしら?
何軒か花屋さんを巡りました。
お店に並んでいるのは、
土に植え、芽が出て
少し蕾も見えているヒヤシンス。
球根はやっぱり販売していない?
なんとか球根が欲しい!
お店の方に「水栽培をしたいので
球根を探している」と伝えると
「これでよかったらお分けできますよ」と
店の奥から出してくださった段ボール箱。
秋に植付け用として販売した球根が残り、
段ボール箱の中に紙に包まれ入っていたのです。
お店の方がほんの少し根が出ている、
小さな芽が見えている球根を
3個選んでくださいました。
根が伸びてくる様子が
子どもたちによく見えるよう
透明の容器などを準備し、
ゆめ組の入口の
高い棚の上に3個並べて置きました。
すぐに気づいた子どもが
棚の下で球根を指さしながら
「抱っこ」と言いました。
抱っこして球根を見せると
触りたいと手を伸ばしました。
自分で触ったり、
立って子どもの目線で見たりできるよう
隣の低い棚の上に球根の容器を移動しました。
おそらく初めて目にする球根。
これはなんだろう?と思いつつ、
そっと球根に触れてみる子。
膝を曲げて下からのぞきこむように、
少し伸びた根をじっと見る子。
根がぐんぐん伸び、
芽も膨らんでいく1個の球根は、
10日程で芽から蕾が見え始め、
あっという間に
ピンク色の花が開きました。
日中気温が上がり、
2月とは思えない陽気の日が続いた頃でした。
水栽培を始めて、
こんなに早く開花するとは思っていなかったので、
ヒヤシンスの水栽培の方法について調べてみました。
・「休眠打破」休眠状態にある種子、
冬芽、球根などが、
ある特定の刺激を受けた後、活動状態になる。
・チューリップやヒヤシンスのほか、
桜なども一定期間低温にあたることで
休眠が打ち破られる。
・寒い環境に置かなければ花が咲かない。
・水栽培をする球根は、
1ヶ月くらい冷蔵庫に入れる。
段ボール、アルミ箔などに覆って
屋外に置くなど、
しっかりと寒さに充てる必要がある。
ゆめ組で育て始めたヒヤシンスの球根は、
お店の奥の段ボール箱の中で休眠状態、
寒い環境にあったのです。
花が咲くための大切な期間を
すでに過ごしていたのです。
部屋で水栽培を始めて
一気に活動状態となり、
根が伸び、蕾がふくらみ、
開花したのだとわかりました。
開花した球根、蕾が見え始めた球根、
まだあまり根が伸びず、
芽が少し膨らんできている球根の3個。
成長のスピードは様々です。
開花したヒヤシンスから、
ほんのりと春の香りがする
ゆめ組の部屋。
春の訪れを感じつつ、
毎日ヒヤシンスの成長を見ながら、
子どもたちの成長も一人ひとり違い、
時期、環境、関わり方を
大切にしていきたいと思いました。
ゆめ組で過ごす時間は、残り1ヶ月です。
これからも子どもたちのことを
じっくり見守っていきたいと思います。