こととも保育園もりやま

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梅仕事 No.2

もう梅雨明けしたの?と思うぐらい、
灼熱の太陽の日差しがまぶしい
今日この頃。

本格的な夏が待ち遠しいですね。
副園長の櫻井です。

今回は、前回の
子育て広場でご紹介しました
『梅仕事』に引き続き、
いよいよ
『天日干し〜梅干し試食』までの
ご紹介です。

晴れ間が続く日を選んで、
かんかん照りのお日様のもと、
そらぐみのテラスに
おもむろにザルを用意し、
梅干しを干す準備をはじめると、
興味をもった子どもたちが
集まってきました。

「なに?」
「梅干し?」
「きれい!」
「さくらんぼみたい」
「食べたい」と、
感想はそれぞれ。

子どもたちが育てている
ナスやオクラの横で、
赤いつやつやの実は、
お日様の光をあびて、
なんとも愛おしく
目に鮮やかに輝いているよう。

待ちきれない子どもたちは、
お昼寝明けを待って、
少しお味見。

どんな顔をしてほうばるのかな
と楽しみに見ていると、
酸っぱい!という反応をしたり、
予想と違う味にびっくりしたり、、、。

すると、
ひとりの子が
「勇気の味がするね!」と。

なんて素敵な表現!と、
その感性の素晴らしさに
胸があつくなり、
一瞬うるっときそうになりました。

 

本当に、真っ赤でなんだか
勇気がわいてきそうな色。

そして、食べてみるには、
かなりの「勇気」がいる!!!

 

子どものイメージ力の素晴らしさ、
そして、成長に感心しながら、
ちょっと「大人の味」の体験を
楽しんだ『梅干し』でした。

 

さて、この『梅干し』を作るまでには、
様々なプロセスがあります。
その中で、「赤紫蘇」をもみ、
その時出た汁で、羊毛を染めました。

「赤紫蘇」の汁につけた羊毛を、
火にかけてことこと煮ました。
「赤紫蘇」の汁ように
きれいなピンク紫色になるかな?

さて、どんな色になるのかな?と
楽しみにしていると、

薄く茶色のクリーム色のような
素敵な色に染め上がりました。

これから、この羊毛を糸にして、
子どもたちのおもちゃやお人形などに
なっていく予定です。

 

梅雨の時期になる完熟梅から、
初夏にかけて育つ赤紫蘇。

毎年繰り返される自然界の秩序の中に、
私たちは
「あー、今年も
梅干しの時期がきたなぁ」と、
安心感を覚えた頃、
本格的な夏をむかえます。

 

そして、子どもたちには、
自分の周りのものは
「買ってくるもの」
ばかりではなく、
自分たちの手で
作り出していくことも
あるということを知り、
自然を身近に感じながら
育っていってほしいと思っています。

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