陽だまりの中で
朝方はひんやりと、
お昼はぽかぽかと、
三寒四温の気温が感じられる
今日この頃ですね。
にじ組担任のりかです。
最近、園庭へ出るとまず始めに、
目の前の桜の木に挨拶をします。
今日はどこが気持ちよさそうに
咲いているかな。
こっちの方はまだ蕾だな。
そうしてじっくり見ていると、
自然と子どもたちも
「お花見る!」
「かわいいー」と喜んだり、
傷つけないよう、
丁寧に触ったりしています。
そして、そんな姿が愛おしいです。
最近の子どもたちは
お友達同士で笑いあったり、
お話しようとしたりする姿が
目立ってきました。
ある時、
お友だちのおもちゃを
じーっと見て、
取ってしまった子が。
どうするかな?と
少し見守っていると、
別の子が「はい」と
同じおもちゃを渡してくれました。
それは保育者がいつも
対応している姿と似ていました。
おもちゃをもらった子は、
取ってしまったおもちゃを
お友達に返してあげていました。
その瞬間、その場にいた
子たちはみんな笑顔に。
約一年前、
お母さんと初めて離れ、
話すことや歩くことも
できなかった子どもたち。
この一年間で身体だけでなく、
心までこんなに優しく
成長してくれたのかと
涙が出そうでした。
そして、そんな子どもたちに、
保育者たちも成長させていただいた
一年でした。
教育とは模倣と手本。
すべてよいものとして
吸収してくれる子どもたちの前で、
この時期の陽だまりのような
温かい人であるよう、
共に成長していきたいです。
もうすぐほし組の子どもたち。
どんな毎日になるのか、
どんな成長が見られるか、
今から楽しみです。