チャレンジ!
こんにちは、
一歳児にじ組のえりです。
にじ組のお部屋は2階にあり、
目の前には
大きなテラスがあります。
4月当初の戸外あそびは
テラスで
ボールやシャボン玉などをして
楽しんでいました。
その頃から
「秋には園庭やお散歩に行きたいな」と思い、
テラスへ行く時は
くつ下や靴をはく練習、
登降園時には
保護者の方々に階段の練習を
していただきました。
プールあそびをたくさんした
暑い夏が終わり、
いよいよ9月、
この日がやってきました。
いつものようにお外へ行く準備、
帽子をかぶって給水をして・・・と
子どもたちの身体は
テラスの方へ向いていたのですが、
「今日は階段を下りて
園庭にいってみようか?」と伝えると
キョトンとした表情。
初めての階段で
私もドキドキでしたが、
「手すりを持ってね、順番ね。」と
繰り返し伝えると、
子どもたちも
笑顔の中にも少し緊張した様子で
ゆっくり足を運ばせていました。
手すりから手が離れてしまったり、
順番を抜かそうとしたりしましたが、
4月からの保護者の方々の
ご協力のお陰で、
思った以上にスムーズに
1階へと行くことができました。
初めての園庭あそびは
砂を触るのも、築山に登るのも、
トンネルをくぐるのも、
首を振っていた子も
保育者や友だちと
一緒にあそぶうちに慣れていき、
一週間もすると、
自分からしたいあそびを
しようとする姿が多くなりました。
散歩ではお散歩カーに乗ったり、
友だちと手をつないで歩いて行くのですが、
友だち同士、手をつなぐ時に
後ろに手を引っ込めてしまう子がいました。
「まだ難しいのかな・・・」と思っていた頃、
“てをつなぐ”という絵本を見つけ、
普段の保育で読んでいると、
自然と手と手をつなぐことが
できるようになり、
また、
散歩以外の時でも
つないでいる姿が見られました。
絵本の効果は絶大です。
はぐみのでは月に一度、
避難訓練をします。
今回は
調理室から火事という設定・・・。
逃げる方法は
テラスに隣接されてる
らせん階段からです。
いつも上り下りしている階段は
真っすぐなため、
子どもたちは戸惑っていました。
その旨を園長に伝えると
「園庭に行く時は
らせん階段から行ってみる?」との提案。
私たち担任3人とも
「では、明日からやってみよう!」と
すぐに実行へ。
回数を重ねるごとに
下りる姿にも
安定感が増してきました。
「今日はクルクル階段から行くよ」と
伝えると、
なぜかソワソワ・ワクワクしながら
外へ行く準備をしています。
なんて柔軟な
子どもたちでしょうか。
ある雨上がりの日、
園舎周りを散歩していると、
歩道橋が見えてきました。
階段の上り下りに
少し自信を持った子どもたち。
「上ってみる?」との問いに
「うんうん」と首をたてにふり、
「え?本当に行ってもいいの?」と
目がキラキラ✨
私たち担任も
「よし、行ってみよう!」と・・・
「手すりを持ってね、順番ね。」と
繰り返し伝え、
上りきることができました。
「あっ、バス!」
「あっ、ブーブー!」
「バイバイ~」と
たくさんの車や
大好きなバスに釘付けでした。
保育園生活において
初めてのことが多い中、
子どもたちの
がんばろうとする姿や
できた時の満面な笑みに、
私は日々、
この仕事のやりがいを
感じています。
にじ組でのあと数か月、
いや、これから先もずっと
どんな事にも挑戦してほしい。
たくさんの体験をしてほしいと思います。
子どもたちの意欲を育てつつ、
私自身も一緒に成長していきたいです。