色の体験を通して
こんにちは。
3歳児そら組担任のあつこです。
温かな春がやって来て、
新しい生活の始まりに
胸膨らませていましたが、
あっという間に6月。
暑い日差しで
汗ばむ日も多くなってきました。
6月からそら組では、
水彩の体験が始まりました。
赤、青、黄色の3原色の
透明絵の具を水で溶き、
濡らした紙の上に描いていきます。
水とともに光輝きながら
色が広がっていき、
心に美しく響きます。
また、色と色が混ざり合うことで、
新たな色が生まれる発見も体験できます。
虹のように透明で生きた色彩は、
何度行っても充実感をもたらし
私自身も大好きな時間です。
子どもたちは筆を持つのも
初めての経験なので、
まずは一色を紙一面に広げていく
ところから楽しんでいます。
さて、子どもたちは生活の中でも、
移りゆく自然の生き生きとした色を
心で感じています。
よく晴れた日に
公園内の遊歩道を散歩していたところ、
色とりどりの紫陽花が
綺麗に花を咲かせていました。
紫陽花は
梅雨の時期の印象がありますが、
毎年、所々の庭先に
咲き始める頃になると、
初夏の訪れを感じ、
うれしくなります。
園舎内にも
季節の生花が飾られていますが、
一生懸命に彩やかに咲く姿を
眺めているだけで、
明るい気持ちで満たされます。
この時も子どもたちは
紫陽花の傍らで、
喜びに満ちた笑顔を浮かべながら、
美しい色を十分に味わっていましたよ。
清々しい風を感じながら
過ごしているうちに、
心が開放的になってきて、
紫陽花のそばの土手を滑る
あそびが次々に始まりました。
どこまでも続く空の青さと
眩しいくらいの新緑の中に、
子どもたちの姿も
すっかり溶け込んでいました。
梅雨が終わると
今度は暑い夏がやってきます。
ですが、
1年はまだまだこれから、
楽しみもこれからです。