もうすぐ卒園
こんにちは。
そらぐみの補助をさせて
いただいている和恵です。
春の陽気が増え、
園庭のさくらんぼの花が
満開です。
そらぐみの子どもたちも、
あと少しで卒園を迎えます。
毎年この時期になると、
子どもたちが成長して
卒園することが嬉しくもあり、
ちょっぴり離れていく
寂しい気持ちもあり、
そんな日々を過ごしています。
そらぐみの子どもたちとのお散歩で、
私が一番心に残ってる
出来事があります。
ある日、私がどうしても
松ぼっくりを拾いたくて、
夢中になって探していました。
子どもたちはもう次の場所へと
行こうとしています。
それでも、私は
松ぼっくりを探すことに夢中で
その場を動こうとしません。
なんだか、どっちが大人で
どっちが子どもかわからなくて
笑ってしまいますよね。
でも、私がその日は
松ぼっくりをどうしても
見つけたかったのです。
すると、子どもたちが
少し離れた場所で座って
お茶を飲みはじめました。
そして、時々
私の様子を見に来ては、
かずえさんそんなに
松ぼっくりが好きなの?
松ぼっくりは見つかったの?
また違う子がきて、
あっちでみんなが
お茶飲んで待ってるから、
拾ったらおいでね。
ここで、見ててあげるね。
と、次々と子どもたちが
気にかけて声を
かけにきてくれました。
私は待たせてるのに、
こんなに優しい言葉をかけられ、
嬉しくて、心が温かく
優しい気持ちになり、
じーんと泣きそうになりました。
子どもたちは、誰も、
まだなの?早くして…とか、
もう先に行っちゃうよ…とか。
大人が急いでる時に、
つい言ってしまいそうな
声かけを誰もしませんでした。
私のやりたいことを、
受け止めて待っててくれた
子どもたち。
自分の気持ちを受け止めて
もらえることが、
こんなに気持ちが良いのかと
そらぐみの子どもたちから、
大切なことに気付かされた
忘れられない日でした。
子どもちの背中を見て、
大きくなったなぁと
思っていたけれど、
一緒にすごした私自身も
成長させられたと感じる
一年間でした。
本当に愛おしい、
大切な子どもたち。
そらぐみさん、
もうすぐ卒園ですね。
人生の主人公は自分自身です。
困難なことがあっても、
きっと自分でいい方向へと
変えていくことができるように
願っています。
自分らしく、
素敵な日々が
これからも続きますように。