こととも保育園もりやま

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おたんじょう日おめでとう

夏を過ごした子どもたちの身体は
ひと回り大きくなり、
日差しはまだ
夏の名残はありますが、
朝夕の心地のよい風と空の色に
秋の気配を感じるようになりましたね。

2歳児ほし組担任のひかりです。

四季の行事と同じように
一年に一度、
必ずめぐってくる
お祝いがあります。
それは一人ひとりの子どもの
おたんじょう日です。

園によっては毎月、
その月に生まれた
こどものたんじょう日会を
まとめてすることがありますが、
はぐみのでは一人ひとり
心からお祝いすることを
とても大切にしています。

おたんじょう日会の数日前から、
お部屋の季節のテーブルに
おたんじょう日カードが飾られます。

必ず子どもたちの目に入るところに
飾られるため、
おたんじょう日会がもうすぐあることを
子どもたちは自然と気づきはじめます。

「今日、〇〇ちゃんの
おたんじょうび会なの?」と
その日をみんな心待ちにしています。

おたんじょうび会当日は、
保護者の方にも参加していただき
調理の方が手作りしてくださったケーキや
夏の暑い時期はフルーツゼリーと共に
おたんじょう日会が始まります。

手作りのみつろうローソクに
保護者の方と一緒に火を灯し、
静けさの中にも
子どもたちの心のワクワク感と
みつろうのあまい香りで
お部屋が満たされます。

 

おたんじょう日会の歌をみんなで歌い、
お友だちのおたんじょう日をお祝いする中で、
お友だちをお祝いしてあげたい気持ちと
その子のよろこびを共感する気持ちが
自然と育まれている子どもの姿があります。

そしてなにより、
特別なケーキやゼリーを
いただくおやつの時間は笑顔であふれ、
親子並んで食べている姿や、
園ではなかなか見せない表情ややりとりに
保育者として心がほっと温かくなる瞬間です。

おたんじょう日会がおわると、
自由あそびの時間には
おたんじょう日会の歌が聞こえてきて、
そっと歌のする方へ目をやると…
積み木を並べ、木のスプーンを
積み木のあいだに立ててローソクに見立て、
おたんじょう日会が開かれていました。

子どもの模倣の力というのは、
表面に現れる形を真似するだけでなく
「みんなでお祝いして楽しかった!
嬉しかった!」という
その時の思いや雰囲気を真似ているのです。

この模倣する力があることで、
子どもは立つことができ歩くことができ、
話すことができるのです。

日々成長を見せてくれる子どもたちが
この世界に誕生した日を
お祝いさせていただける、
かけがえのない時間を
大切に関わらせていただきたいと思います。

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