ランタンまつり
風そよぐ、ぎんいろの月。
森も花も秋から冬のよそおいになり、
冬の季節が少しずつ深まってきましたね。
こんにちは。
補助をしている和恵です。
私たちはこの日のために月日をかけ、
思いを込めて準備をし、
この日を心待にしていました。
そらぐみとほしぐみの子どもたちは
この日、胸の鼓動を高めながら
森の中へと誘われるように入っていきます。
森ではこびとさんや妖精が
会いにきてくれてました。
子どもたちは思い思いに、
お家にいるこびとさんや
ブランコに乗ってるこびとさんを
夢中で探していましたよ。
こびとさんをみつけると、
誰かがそっと
「いたよ~」と教えてくれます。
子どもたちはこびとさんが
驚かないように、
そっと声をかけるのです。
今日はこびとさんに会えて、
なんて素敵な日なんだろうという
思いを胸にお昼寝をしたことでしょう。
さぁ、今日は特別な1日ですよ。
まだまだ素敵な時間は続きます。
夕方、辺りが暗くなりはじめた頃に、
内的なあかりを灯す、
ランタンを持ち子どもたちは
園庭へと出かけていきます。
このランタンは子どもたちが
水彩で色を重ねた後に、
アマニ油を塗って
一人ひとりが自分で作りました。
世界にたったひとつだけの
特別なランタンです。
ランタンのろうそくに火を灯します。
子どもの頃に原始的な体験をすることは
後の人生にとても重要であるといいます。
昔は人工的な灯りや作り物ではなく、
自然豊かなものに囲まれて
生活した時代でした。
はぐみの保育園は
その原始的な体験をすることを
とても大切に考えています。
この特別な日は
子どもたちの思い出の
1ページとして残ったことでしょう。
来年もまた、
こととも保育園の子どもたちと、
ランタン祭りができることを
心から楽しみにしています。