うれしい春！リ・スタート！

園のしだれ桜も葉が出始め、
淡い緑とピンクがとてもかわいらしく
彩られている保育園。

この春は第一期生さんが
「中学校の入学式だったよ〜」と、
制服姿を見せにきてくれました。

３月に卒園した新一年生さんも
全員ランドセル姿で来てくれて、
うれしさ倍増です。

“おかえり　立派になったね！”

思い出が一気によみがえりました。

主任の河合です。

春真っ盛り。
今年度は、０歳児クラス３人、
１歳児クラス７人をお迎えしての入園式。

「新しい子におめでとうしたいな」と、
るり組さんはメダルを作ってくれました。

メダルの中心は「まんだら」の塗り絵。
とても集中力のいる塗り絵ですが、
塗りながら子どもたちと自然と語らいます。

すると、子どもの「今」の気持ちが表れて、
考えていることがどんどん出てきます。

「なにいろがすきかなー」
「もえぎさんはちいさいよねー」

丁寧に塗り上げた塗り絵と
色紙で飾った自慢のメダル。

新入園のおともだちをご紹介しながら
手渡していくと、
自分もうれしくなって笑顔満開！

人のことを考えて
何かをして喜んでもらえるってうれしいね。

「おめでとう、よろしくね」

あさぎ組の進級児さんは、
新入園児さんをじっと見つめて
様子をうかがって…。

不安そうな子に「どーぞ」と
おもちゃを差し出してくれたり、
いい子いい子してくれたり…。

生まれて１年ちょっとしか経っていないのに、
人を信頼し、関わろうとしてくれる
心の根っこが本当に素敵なんです。

気にかけてくれるおかげで、
新入園児さんもいつの間にか
大人の膝からトコトコ歩き出したり、
進級児さんの真似をして
マットの山をツルリ…。

人は人の中で育つんですね。

子どもたちはその能力のほとんどを、
模倣することによって身につけていきます。

そのため、「最大限によりよい環境を…」と考え、
この春、３・４・５歳児
異年齢合同保育をスタートできました。

保護者のみなさまにはご理解いただき、
一番の応援団になっていただき、
ありがとうございました。

活動内容は日々の生活とあそびの中で、
「育ってほしい姿」や
「子どもたちが今、夢中になっていること」により、
流動的に変わっていきます。
毎日がアクティブラーニングです。

新入園のみなさんにも、
たとえば、新海池公園の森に入った時に感じる
匂い、温度・、風のそよぎ、
地面の滑りやすさへの警戒、
枝に触れた痛み、
日が差すことのうれしさ、
虫の姿への驚きなどを
見て感じて、
自分で森の世界を作っていってほしいと願っています。

そして、
「生まれてきた世界ってこんなに面白いんだ」
「生きるって楽しいな」と、
こととも保育園しかやまのみんなが思えるように、
自分の五感を使いながら
いろいろな世界を作っていくことを
応援していきたいと思います。

保育理念にある
「穏やかで家庭的な雰囲気の中で、
一人ひとりの子どもを大切にし、
子どもたちが自分を
かけがえのない存在であると実感し、
自己を発揮できるように、
子どもたちの生活の環境を整え、
自立して生きていくための基礎となる力を養う」に添い、
保育体制のアップデートとともに、
こととも保育園しかやまの
９年目、リ・スタートです。

まだまだ未熟な私たちです。
応援をどうぞ、よろしくお願いいたします。