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おおきくなったもん!~異年齢合同保育の中での年少児の育ち~

こんにちは。
今年度は週の途中で年度が変わり、
あれよあれよと
令和7年度がスタートしました。

幼児リーダーの西田です。

物価高騰の関係や
子どもたちの負担を減らして
あそぶ時間をできるだけ多く確保したい…
という思いから、
今年度より制服や用品が自由になりました。
(移行期間を経て、2年後に廃止する予定です)

今までは個人の粘土やクレパスを使用していましたが、
園用となり、みんなで一緒に使います。

個人の時にはなかった
「仲間に入れて」「ここ空いてるよ」
「次に貸して」「待っててね」という
会話の中で場所を共有したり、
同じものを描いたり、作ったりして
楽しむ姿が見られます。
元に戻す時も協力して戻しています。

制服の着用も自由なので、
登園時は着用してきたけど、
「帰りは着ないよ」と言って
リュックにしまう子もいます。

新しい取り組みなので
戸惑う様子も見られますが、
自分で考え、自分のしたいことを見つけ、
選択しています。

幼児の異年齢合同保育を始めて1年。
先週の園長のブログにもあるように
今までだったら
年中やまぶき組と年少あかね組が
新しい環境となっていたのが、
あかね組のみとなり、
同じ部屋で、同じ環境で、
同じ日課の中で過ごしてきた
年長るり組はもちろん、
やまぶき組がはりきり、
あかね組を気にかけ、
あそび方を教えてあげたり、
かっこいいところをみせようと
大きくなった気分にあふれています。

そのはりきりはあそびにも通じ、
〝やまぶきになったらやってみたい!〞と
憧れていたこま回しや
竹馬への挑戦につながっています。

こまを回すためには
紐が巻けなければできませんが、
「やってやって」ではなく、
るり組や大人に聞きながらも
”自分でやってみよう”と真剣。

頼ってばかりやできないからと
最初から挑戦しない子もいがちですが、
今年のやまぶき組は頼ることよりも、
自分で習得したくて、
何度もやり直ししながら紐を巻き、
初日からこまを回せる子が数人登場。

2日目には、
数回連続で回せる子が出たほどです。
集中力と諦めない姿勢がすごいのです。

左利きのFくんは特に巻き方や投げ方に
苦労しながらも絶対にあきめず、
目を潤ませながら取り組む姿はかっこよく、
とても感心しました。

きっとこの姿はあかね時代に
たくさんのお友だちや大人の中で
刺激を受けたり、認められてきたことや、
年上児のこま挑戦(みんなの前で10回連続で
回せると、こま名人になれます)を見てきたことで、
憧れの気持ちが積もっていることが
影響しているのではないかと思います。

今までの保育体制なら、
やまぶき組はるり組との合同保育の初年度で
甘える存在となっていたことを思うと、
頼ってばかりだったことも無理はありません。

私たちが目標としている
千葉のまどか保育園の園長先生が、
幼児の異年齢合同保育の中で
「年少児の成長が著しい」とおっしゃっていて、
本当にその通りだなと思っていましたが、
新年度を迎え、
あかね組からやまぶき組に進級した姿を見て
改めて感じるとともに、
この成長ぶりが新年度の幼児の生活の中でとても助かり、
るり組とともに頼りになる存在となっているのです。

この姿を見て、
”やっぱり3学年の異年齢合同保育を
取り入れてよかったな”と感じます。

入園式ににじの部屋に新しい人形が仲間入りし、
代表でやまぶき組が名前を考えてくれました。
春らしい素敵な名前です。
話し合う様子もさまになっていました。

やまぶき組の子どもたちを見ていると、
今年度のあかね組の成長も
楽しみで仕方ありません。

そして、それを取り巻く
憧れのるり組の存在にも期待しています。

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