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しかやまの伝統行事
寒さの中にも、少しずつ
春の暖かい日差しが
感じられるようになってきました。
しかやまの子どもたちは、
うれしそうにお散歩に出かけたり、
元気いっぱいに園庭をかけまわって
あそぶ姿が見られます。
こんにちは、調理師の川原です。
早いもので、
今年度も最後の月となりました。
食事の面では、子ども一人ひとりが
自分のペースで少しずつ
いろいろなものが食べれるようになったり、
スプーンを正しく持てるようになったりと、
日々の積み重ねが自信につながり、
大きく成長したように感じます。
子どもたちは
おいしいものを食べる力だけでなく、
五感をしっかりと使った
食べ方が必要と言われています。
楽しい体験は五感を育て、
食欲を育てます。
そんな五感を使った
「みそ作り」をやまぶき組さん、
るり組さんで行いました。
みそは何からできているか?
大豆からできているものは
何か?から始まり、
みそ作りへの興味津々です。
茹でた大豆を
ビニール袋の中でつぶしていきます。
真剣な表情で一粒ずつ丁寧につぶしていく子、
手のひらを使って全体を大きくつぶす子、
一人ひとりの個性がでます。
麹と塩を加えまぜていくと、
「いいにおいがする〜‼」と、
嗅覚を刺激されます。
「おいしくなりますように」と
願いを込めて、
みそ玉をかめの中へ投げ入れます。
一年後の出来上がりが楽しみです。
手間と時間をかけ、
愛情を込めて作るみそ作り。
次の世代へと伝えていく
しかやまの伝統行事に
なっていくことも楽しみです。
3月といえば、ひな祭り。
女の子の健やかな成長や
幸せを祈ってお祝いをします。
愛知県で桃の節句に供えられる
「おこしもの」。
今年もあかね組さん、
やまぶき組さん、るり組さんで
おこしもの作りを行いました。
あかね組さんは
初めてのおこしもの作りです。
エプロンに三角巾、マスク姿で
真剣に作り方の説明を聞いて
スタートです!!
ラップをひいた木型の中に、
赤・黃・緑の色生地を
入れていきます。
型の模様にあわせて
小さく丸めたり、細長くしてみたり…
自分の好きな色をたくさん入れてみたり、
色のバランスを考えて入れてみたり…と、
一人ひとりの個性が出ていました。
色生地を入れ終わると、
白生地を入れ、
小さな手のひらでギューッ!!と
押し固めます。
型からはがすと、
「わーっ!!」と
歓声がきこえました。
「おやつまで、お楽しみで待っててね」と
伝えると、
にっこり笑顔をかえしてくれました。
やまぶき組さんは2回目、
るり組さんは3回目になる
おこしもの作り。
なんだか頼もしさも感じられました。
自分のイメージを膨らませ、
楽しみながら作ってくれました。
各クラス、一人ひとり
唯一無二のおこしものを作ることができました。
おやつの時間になり、
おこしものの登場です!!
蒸し上がったホカホカのおこしものに、
砂糖醤油をかけて…
「パクっ!」と、
満面の笑みを浮かべ食べてくれました。
旬や季節を感じたり、
行事食を通した日本文化に
ふれあったりする中で、
いろいろな食べ物への
興味や関心を育て、
自然の恵みに感謝する気持ちも
育んでいけたらと思います。
楽しい食事の思い出は、
メニューや味とともに、
一緒に食べた人も
大きく心に残っていきます。
しかやまでの食事の思い出が、
いつまでも心に残ってくれることを
願っています。