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散歩から広がること
こんにちは。
1歳児あさぎ組担任の長谷川です。
太陽の日差しの中にも
時折吹く風が秋を感じる散歩日和、
新海池公園へ出発です。
子どもたちにとって、
公園へ行くまでの道のりも楽しいものです。
“いってきまーす!”と保育園を出発すると、
「大きいトラック!」
「バスだ!バイバーイ!」など、
お話しも上手です。
バスの運転手さんが子どもたちに
手を振り返してくれると
私たちもうれしくなります。
横断歩道を渡る時、
自然に手を挙げている子がいて
驚かされました。
家族や周りの人を見て、真似して
このようなことができるのが素敵ですね。
公園に到着すると、
さっそくドングリが落ちていました。
たくさんのドングリに大興奮の子どもたち。
ドングリの木にはまだ小さくて
緑色のドングリがついており、
保育者に「ドングリの赤ちゃんだよ」と
教えてもらうと、
「ドングリの赤ちゃん?」と
不思議そうに首をかしげていました。
木の下には、ドングリの帽子も落ちていて、
拾った子どもたちから、
「トゲトゲ」「痛い痛いだね」
という声もありました。
ドングリを拾い集め、
袋に入れて持ち帰ろうとすると、
すでに自分のポケットの中に詰めている子も。
しかし、ここで事件です。
みんなで集めたドングリの袋がひっくり返り、
全て落ちてしまいました。
まさに“どんぐりころころ”です。
“大変だ!”と慌てながら
再び拾い集めます。
無事にすべて拾い、
保育園に持ち帰ることができました。
前の週に散歩に来た時は、
こんな風ではなかったのに!と
思うこともあり、
季節の流れを感じていると、
大きな広場にちょこんとしゃがみ込み、
地面を見ている子がいました。
「どうしたの?」と聞くと、
地面を指差し、
「のこ!のこ!」と
キノコが生えていることを
教えてくれました。
そこから、広場に咲いていた
小さな花や木の実も見つけると、
うれしそうにしていました。
1列になって歩いている
子どもたちがいました。
何をしているのか見ていると、
「がたんごとん」「通りまーす」と
声が聞こえてきました。
子どもたちの手にかかれば、
側溝も線路に大変身!
子どもたちが電車になりきり
電車ごっこをしていました。
一人始めると、続々と集まり、
車両が増えていきました。
「どこまで行きますか?」
と聞くと、
「駅でーす」と
側溝の端まで走っていく子どもたち。
行き止まりまで行くと、
また折り返してきました。
別の日、広場へ行くと、
バッタを見つけました。
落ち葉の上に乗ったので、
みんなで観察をすることに。
バッタが乗った落ち葉を保育者が持ち、
子どもたちに見せると、
最初は「なになに?」と
近づいてきましたが、
虫だとわかると、
「怖い…」と逃げて行ってしまいました。
しかし、全く平気な子もいます。
“落ち葉ごとちょうだい“と
手を伸ばしたり、
直接バッタをつかもうとしたり。
様々な反応が見られて、おもしろいですね。
保育園に帰ってからは、
みんなで拾ってきたドングリを使い、
マラカスに。
ガチャガチャのカプセルに入れると、
いい音が鳴ります。
『どんぐりころころ』を歌いながら
マラカスをフリフリ。
秋の自然を部屋の中でも楽しんでいます。
遊具がなくても、
頭の中で思いついたことや想像で、
あそび込むことができる子どもたち。
今後も季節の自然を取り入れながら、
子どもたちがあそび込めるよう、
あそびを広げていきたいと思います。