こととも保育園もりやま

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「やさしさ」をはぐくむ

こんにちは、
園長の金石さとみです。

園庭の枝垂れ桜や雪柳、
子ども達と植えた
チューリップが咲き始めました。

令和3年度が終わり、
新しい年度が始まろうとしています。

るり組の子ども達は、
おわかれ遠足の後
「なごやこうすいぞくかんのおもいで」
と題して、卒園製作を作りました。

 

 

なぜ?すいぞくかんを
イメージしたものが
卒園製作になったかと
いいますと・・・。

さかのぼること、節分の時。
子どもたちと「ももたろうになる」
という取り組みから
「きびだんごを入れる
いれものを作りたい」
「絵本のような白いあみあみ」
という声を担任が聞いて、
即席で織機を作って
きびだんご入れを作りました。

そこから、
るり組ひとり一人の
織機を作成して
コツコツ色々な毛糸で
織物を作っていました。

ちょうど織機で
色々作っていたところに、
おわかれ遠足へ行ったのが
きっかけで、
すいぞくかんをイメージして
「ちんあなご」「シャチ」
「タカアシガニ」など
一人ひとりの思いがこもった作品で
自分たちがで出かけて楽しかった
すいぞくかんをイメージしています。

織機で手を動かしながら、
「ベルーガかわいかったね」
「さとみさん、
くらげ見られてよかったね」など
楽しい思い出に花を咲かせていました。

卒園製作のための織機ではなく、
子ども達の声に耳を傾けて
決まっていきました。

そういった繰り返しで、
自分たちが決める=主体的な行動が
育っていくのではないでしょうか。

おわかれ遠足も、
ただの遠足ではなく・・・
出かける前、当日、
そして、出かけた後で
とことん楽しめたと感じました。

 

そうこうしている間に、
着々と卒園式の日にちは
近づいていきます。

卒園児といっぱい一緒に遊んだ
年下の子どもたちとの
「おわかれ会」。

一緒にクイズやかけっこ、
ドッチボールをしました。

4月を思い出すと、
同じ保育室で過ごしていても
くっきりと川が流れている
「るり組」と「やまぶき組」でした。

しかし、今では
お互いの存在によって生かされて、
すてきな関係になっています。

これが異年齢合同のすばらしさだと
実感しています。

 

とうとう卒園式を迎えました。
数日前まで
自分で考えた言葉だけど、
自信なさげに言っていた
「おわかれの言葉」。

歌も自分たちで考えた歌詞の
「おもいでのアルバム」なのに
声が小さくなり心配しましたが、
さすが、るり組。
本番では、立派に話して歌って
式を終えることができました。

 

るり組の子ども達が、
たくさんすてきな姿と
憧れの種をまいてくれたので・・・
遊びの中で、しかやまの子ども達は
自然と年下の子ども達に
手を差し伸べる
やさしい子ども達に育っています。

 

新しい年度になっても、
「やさしさ」がしかやまの伝統のように
育まれていきますように。

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