「食育」への第一歩

色とりどりの紫陽花が
きれいに花を咲かせ、
梅雨の季節を感じる時期となりました。

こんにちは、調理師の川原です。

３月から６月が旬のピークとなる、
“しらす”。

そんな“しらす”を使った
“しらすせんべい作り”を
幼児クラスで行いました。

あかね組さんは進級して
初めてのクッキングになります。

その日の自分たちの
おやつになる“しらすせんべい”。

お昼寝から起きてくると…
「きょうは、おしらせせんべい
つくるんだぁ！！」と、
張り切りながら準備をしていました。

「おしらせせんべい？？」
と聞き返すと、
満面の笑みで「うん！！」
と返してくれたので、
かわいさに負けて、
ツッコミを入れることができませんでした(笑)

初めて身につけるエプロンに三角巾の姿が
とても初々しく、かわいい子どもたち。

いつもと違う雰囲気に緊張しながら、
栄養士さんの話を聞きます。

作り方の説明を聞いて、
早速クッキングのスタートです！！

しらすといりごまを混ぜたご飯を
クッキングシートにはさみ、
小さくかわいらしい手を使い、
つぶしながら広げていきます。

「これくらいかな？」と、
周りのお友達と顔を見合わせながら
楽しそうに作っていました。

「うん、これでいい！！」と、
納得の薄さになったおせんべいを
ホットプレート並べ、
焼いていきます。

焼いている間に、
しらすおにぎりも自分たちで作ります。

ラップにくるまれたしらすご飯を
「にぎにぎ」と言いながら
握っていきます。

一人ひとり個性豊かなおにぎりが
完成していました。

そうしていると、ホットプレートから…
「パチパチッ！！」と
音が聞こえてきました。

ホットプレートの蓋を開けると、
蒸気とともに香ばしい香りが
部屋中に広がりました。

焼き上がったしらすせんべいに
醤油を塗って完成です！！

早速、焼きたてのおせんべいをパクリ！！

「おいしい！！」と、
満面の笑みを返してくれました。

初めてのクッキングに、
わくわくドキドキしていた
あかね組さん。

食べ終わる頃には
「つぎは、なに？」と
うれしい声も聞こえてきました。

次回は園で育てた野菜を使った
夏野菜ピザを予定しています。
今から、楽しみですね！！

自分たちで作ったり、
育てた野菜を使って
調理する楽しさや喜び。

そして、それをみんなで
一緒に食べる満足感や達成感を
味わうことを大切にし、
「食を営む力」を育んでいきたいと思います。

そして、ご家庭へも
「食育の環」が広がり、
つながっていくことを願っています。