『手作りみそ』～るりぐみさんからの贈り物～

心地よい春風とともに、
桜の蕾もつぎつぎとほころび始め、
本格的な春の訪れを感じます。

こんにちは、
管理栄養士の小川です。

まだ寒さが残る２月中旬、
るりぐみさんと一緒に
手作りみそを仕込みました。

できあがるのは半年から１年後、
来年のしかやまのみんなのために・・・
毎年伝わる、るりぐみさんからの贈り物。

「みそ作り」はまず
茹でた大豆の感触を楽しみながら、
一粒ずつ丁寧につぶしていきます。

やまぶきぐみさんも
少しお手伝い。

力強く黙々と大豆をつぶす
頼もしい、るりぐみさん。

滑らかになるまで一生懸命つぶし、
一つのボールにまとめます。

中ををのぞき込むと、

「ツナのにおいがする」
「バターみたいだね」

豊かな五感で、
うま味と脂肪が多い大豆を
上手に表現していました。
素晴らしい！！

塩と麹を加えて混ぜたら、
保存用のカメの中へ投げ入れていきます。

一人ひとりみそ玉を
手にカメへ近づき、
ねらいを定め…「えい！」

「ドキドキした－」
「おもしろかった！」
「もういっかいやりたい」

緊張しながらも
初めての経験を楽しんでいました。

最後に重石を乗せ、新聞紙で覆い、
みんなで「おいしくな～れ」の
気持ちを込め、仕込み完了。

「らいねんのるりぐみさんも、
おいしいうどんがたべられるね」

手作りみそで作ったうどんの美味しさを、
同じように味わって欲しい・・・。

そんな優しさと思いやりが
詰まった最高のみそ。

るりぐみさん、
本当にありがとう！

これまで沢山のおいしい！
楽しい！体験を積み重ね、
一人ひとりのペースで
食の世界を広げてきた子どもたち。

これからも自ら
意欲をもって食に関わり、
新しい食との出会いを
楽しんでほしいと思います。