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あそびの着火
今年も梅しごとを楽しんだ幼児さん。
毎日、梅が入った瓶を振り、混ぜてできた
梅シロップはおいしく完成!
「はちみつみたいにいいにおい!」と、
ジュースにしたり、ジャムにしたり…。
梅干しも瓶の中で赤く染まりながら、
梅雨明けを待っています。
こんにちは、主任の河合です。
食べるまでの過程を楽しむことによって、
いただく時に感謝の気持ちが生まれたり、
とっても幸せな気持ちになったり…。
日本ならではの季節を大事にする風習から、
季節の移り変わりを感じている
子どもたちです。
この時期は、もうひとつ大事にしている
伝統の「有松鳴海絞り体験」があります。
染めるたびに発見があり、
新しい柄との出会いが楽しい
絞りの体験は、
毎年『まり木綿さん』に教えていただいています。
あかね組さんは「ランチョンマット」。
進級したてのあかね組さんは、
一緒に食事をする
やまぶき組さん・るり組さんが
ランチョンマットを敷いている姿に
憧れていましたが、
いよいよ7月にデビューです。
やまぶき組さんは「てぬぐい」を染め、
スイカ割りの目隠しに使ったり、
るり組さんは「Tシャツ」を染めて、
ここぞ!という時に
おそろいのTシャツを着て
一致団結!します。
『伝統は「鑑賞」するものではなく、
使い続けていくこと』の理念のもと、
日々生活に寄り添った
モノづくりをされている『まり木綿さん』。
3年間、教えていただいたるり組さんは、
お礼の言葉とともに
「いっぱいTシャツ着るね〜」
「小学生になっても着るね〜」と、
その魅力を体感しているようでした。
その体感はまりさんとお別れした後も続き、
キッチンペーパーに染め始めました。
同じ体験をした幼児さんですが、
最初のちょっぴり難しいぺーパーの折り方、
絵の具の塗り方を、
年下のともだちに優しく、
「始めは、こうやって折って〜」
「好きな色をぬっていいんだよ」
「ここに色を付けるとお花になるんだよ」…。
「広げたらどんな模様になるのかな」と、
ワクワクも止まりません。
あそびは着火するまでに
あれこれ試したり、
思い通りにならなかったり…。
でも、
「おもしろそう」となった段階で
本格的に着火!
「あそびはじめ」から
「あそびこむ」段階に移ります。
そして「わぁ〜!」と燃え広がり、
あそびがどんどん展開していきます。
異年齢の子どもたちの力を借りながら、
そんな着火活動をどんどん支え、
行事だけでなく、その前後も大切に
日々の暮らしを楽しんでいきたいと思います。