こととも保育園もりやま

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あそび方は無限大

こんにちは。
もえぎ組担任の桂本です。

もえぎ組が始まって約9ヶ月、
簡単な言葉を発したり、
一人で立てるようになったりと、
子どもたちの成長を感じている
私たち担任です。

素材を知り、素材を使ってのあそびを
楽しめたらなと思い、
広告や新聞紙を広げてみました。

ビリビリ~と破いて見せると、
“私もやってみたい!”と言わんばかりに
声を出して手を伸ばしてきた子どもたち。

手首をひねって破る動作は
なかなか難しかったようで、
切込みを少しいれてから渡してみると、
保育者がやった時と
同じように破いていきます。

ゆっくり破る子、勢いよく破る子、
横に引っ張って破る子と、
子どもによって破き方はさまざま。

破けるとパッと保育者の顔を見て
“できたよ”の笑顔や
“なんだこれ!”の口を開けて
驚いたような顔と、
いろんな表情をしていました。

ビリ~と破れていく感覚が気持ちよく、
一枚破り終わると
追加の紙を求めてやって来ます。

「ビリビリするね」
「楽しいね」

子どもたちの気持ちや動作を代弁しながら
あそびややりとりを一緒に楽しんでいきます。

ダンボール箱に破った
広告や新聞紙を入れていると
中に入ってきたAちゃん。

「お風呂みたいだね、ジャブジャブ~」と、
お風呂に見立てたダンボール箱内を
手でしぶきを立てるようにかき混ぜると
Aちゃんも真似っこ。
新聞紙も舞うほどの勢いです(笑)

しばらく破くのを楽しんでいると、
落ちていた広告をコップに詰め込んでいる
Bちゃんの姿が。

どうするのかな?と様子を見守っていると、
コップを口元へ持っていきました。
どうやら、飲み物に見立てたようです。

保育者からあそびを展開することが
多かったですが、
子ども自身が想像力を膨らませて、
あそびを広げようとしているのを
感じた瞬間でした。

ゴクゴクと飲み終わったBちゃんに、
「おいしかった?ほのかさんも欲しいな~」と
お願いすると、
先ほど飲み終わったコップを渡してくれました。

同じようにゴクゴクと飲み、
「あ~おいしかった!ありがとう」と
コップを返すと、うれしかったようで
満面の笑みでコップを受け取っていました。

そんなBちゃんと保育者の姿を見て、
楽しそうと感じた他の子も
コップに広告を詰めて、
まったりお茶タイムを始めていました。

たくさん破いて落ち葉のように
敷かれた広告と新聞紙。

”もうすぐ節分”ということで、
赤と青のポリ袋に破いた紙を入れていくと、
赤鬼と青鬼に!
みんなで協力して袋に詰めていきます。

「お腹空いたよ~」と
袋の鬼が言うと、
より一層袋に入れてくれた子どもたちです。

お風呂、飲み物、落ち葉のシャワー、お面など、
さまざまなものへと変身し(見立て)、
あそびへと広がった広告と新聞紙。

あそび方は無限大だからこそ想像力が膨らみ、
夢中になってあそび込めるのだと思います。

これからますます見立てあそびが始まり、
楽しいと感じてくる時期です。

子どものあそびをよく観察し、
安全に配慮しながら、
さらにあそびが広がっていく言葉のやりとり、
さまざまな素材を使ってのあそびを
一緒に楽しんでいきたいです。

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