こととも保育園もりやま

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いつも同じという安心のなかで

こんにちは。
1歳児にじ1組の担任の友理です。

日によって
夏のような日差しが降り注いだり、
雨がしとしと降って肌寒かったり、
季節の変わり目でこれから
夏に向かっていくのを感じますね。

にじ1組の子どもたちとの日々は
いつも同じであることを
大切にしています。

登園してからはゆっくりと
保育者の横であそんだり、
眠る子は午前睡をして、
のんびりとした朝の時間を過ごし、
お茶をのんでおむつを替えて、
またお部屋で思い思いに過ごして
お昼の食事がくる・・・。

いつも同じなのだけれども、
1日だって同じ日、
同じ瞬間はありません。

目の前にいる子どもたちは
「今、うれしい」
「今、そばにいたい」
「今、こうしてほしい」
そんな風に【今、この時】の思いを
言葉ではない目や様子や
仕草で表現してくれています。

それを私たち大人も
目線を子どもたちと混じり合わせて
「そうね」と
うなづいて受けとめたり、
言葉で「うれしいね」と
応えたりすると、
また子どもたちからの
言葉ではない会話がはじまる・・・。

そういう日々の繰り返しで
【今、この時】が重なっていくと
目の前にいる子どもたちとの
その言葉ではない会話が
ぐんと広がっていくのを感じます。

そしてそれと同時にひとりひとりの
「こんなことが好き」ということも
いつの間にか広がっているように思います。

このあそびは好き。
お食事がおいしい。
そっとひびく子守唄が好き。
この人が好き。

それぞれの心に生まれた
「好き」という感覚は
じっくりあそぶ集中力や
食べてみようとすること。
「この人に伝えたい」という思いや
「この人がいるから大丈夫」という
人を信じる力。
そんな方に向かっていく
大切な種のように感じます。

 

そうやって生まれた「好きの種」は
すこやかに眠る時間に
子どもたちの中で静かに
芽吹いていくように思うのです。

なんてことない日常。
いつもと同じ毎日。
それがこんなにも豊かで
美しいものなんだと
子どもたちとの生活の中で
感じる日々です。

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