こととも保育園もりやま

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おいしそうと感じる力

5月も半ばを過ぎて、
日中は気温が上がる日が
多くなってきました。

子どもたちは園庭やテラスで、
汗をたくさんかいて遊んでいます。

帰ってきた子どもたちに
「暑かったでしょう?」と聞くと
「楽しかった!」と言って、
手に持っている葉っぱを
見せてくれました。

子どもたちは
外遊びが大好きです。

こんにちは、
調理師のたかいです。

子どもたちは遊びに夢中になると、
暑さなんて関係ない様子です。
そのため、外遊びに出かける前と、
帰ってきた時に、
水分補給のお茶を
飲む時間を設けています。

そのお茶ですが、
そら組さんとほし組さんは、
少し前からプラスチックのカップから、
透明なグラスで飲むようになりました。

小さな子どもたちに、グラス?と
思う方もいるかもしれません。
そんな心配とは裏腹に、
子どもたちはしっかりとグラスを持ち、
おいしそうにお茶を飲んでいます。

以前は、あまりお茶を
飲みたがらなかった子も、
グラスにしたら
たくさん飲むようになったり、
「今日のお茶おいしい!」と言って
おかわりをする子も増えたそうです。
ほほえましいエピソードです。

小さな子どもたちにとって、
きれいなグラスに注がれた
お茶は見て感じた
「おいしさ」がプラスされた、
いつもと違う特別なお茶に
なるのですね。

朝、調理前の野菜を
お部屋に持っていくと、
子どもたちがその周りに集まり、
見たり触ったりするのは
いつもの光景です。

葉っぱ付の人参を見て、
「おうまさん」とか
「うさぎさん」と
言った子もいました。

子どもたちは絵本の世界を
思い浮かべたのかな。

私ももうさぎが人参を持つ姿や、
馬が人参をくわえている姿を
思い浮かべ、楽しくなりました。

先日は見るだけでなく、
そら組の子どもたちに、
旬のグリンピースをさやから出す
お手伝いをお願いしました。

さやを開くと、
お豆が並んでいるかわいい姿に
よろこび、うれしそうに
もくもくとむいてくれました。

こうして野菜を見たり、
お手伝いをした日は、
その野菜は人気者です。

ここでもまた目で見て、触って、
感じた「おいしさ」が
プラスされているに違いありません。

子どもたちがおいしそうと感じる力、
そして、体験を通して
「食べてみたい」と感じる力を
大切にしていきたいです。

 

 

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