つながる
保育室から見えるアメリカフウの葉が色づき、
実ができているのを見つけました。
季節の移り変わりを感じられます。
こんにちは。もも組担任の原です。

園庭に行くと、
幼児クラスの子どもたちが
もも組さんも一緒に遊んでくれます。
「バケツいるの?」と取ってくれたり、
「手伝ってあげる」と一緒に山を大きくしたりします。
「こうやってやるんだよ」とサラ粉を作る技も教えてくれます。
隣に座り優しく声をかける姿。
今まで大きい子が自分にしてもらったうれしい体験を、
自分より小さい子にしてくれているんだな…と
心がほっこりする時間です。

もも組さんの運動会ごっこでの
かけっこや大玉ころがしでは、
パパ、ママ役をしてくれました。
走るペースを合わせてくれたり、
「がんばったね」と抱きしめてくれたり…。
こんな風に接してくれるお兄さん、お姉さんがいれば、
あかね組に進級した時も大丈夫!
(なんて、まだ先の話ですが…)
ある日のこと。
園庭で遊んでいると、木のテーブルの上に
色々な材料をセッティングする、
るり組さん達。
「何をしているんだろう?」と遠くから見つめます。
すると、
「つちくれだよ」「どろかれーなんだよ」と、
あかね組さん。
そう言われても、
もも組の子どもたちには何のことやら???
自分がやっているあそびに夢中になっていました。
しかし、
その楽しそうな雰囲気に吸い込まれていくAちゃん。
「やってみたいの?」
やまぶき組のお兄さんに聞かれ、
「うん…」「じゃあ、ここに座って」と
促されて座ります。
「はい、これ持ってね」とお玉を渡されて…
「いい?ぐるぐるするんだよ」
Aちゃんは言われるがままにグルグルかき混ぜました。
“かき混ぜ担当”になった責任?を
もってやり続けたAちゃんは終わった後、
「Aちゃんね、いっぱい混ぜたんだよ!」と
うれしそうな顔をしていました。
その顔の、なんて誇らしかったこと!
誰かが楽しそうにしていると、
その空気に引っ張られちゃうんですね。
子どもたちの“楽しさの連鎖”ってすごい!


そんなもも組の子どもたちが
楽しんでいる様子を見ていてくれた幼児主任。
「子どもたちが楽しんでいる世界は、この絵本からなの」
「読んでみる?」と貸してくれた絵本、
『つちくれたちのどろかれー』を
お話の時間に読み合いました。
Aちゃんは自分が混ぜていたものが
“どろかれー”だったと知り、
「そうだったんだ」という驚きと、
「お兄さん達のかれーを一緒につくったんだ」
というような少し照れくさい感じが
混ざったような表情をしていました。
ちょっぴり大きくなった、仲間入りしてた、
そんな感じがしたのでしょうね。

今してもらっている優しさが、
いつか“自分がしてもらったように”と
次の誰かに返す優しさになる。
そんな優しいつながりが、
園庭の中で育っていくようです。
人も自然も、
そうしてつながっていくのだと感じた日でした。





