もも組の秋

こんにちは、
２歳児もも組の担任の前島です。

一歩外に出ると
爽やかな風にのって
キンモクセイの
甘い香りが感じられ、
秋の気配が
ますます深まるこの頃、
もも組での生活も
半年が過ぎました。

こととも保育園では
育児担当制保育を行っていますが、
保育園に対する安心感や、
大人に対する信頼感が
少しずつ安定し、
次へは
もっと広い人間関係の構築や、
集団的な活動をしていく上で、
２歳児のこの時期、
子どもの様子に合わせて、
担当を外していきました。

今までは食事を担当別に
少人数で順番に食べてましたが、
みんなで食べ始めています。
「みんなで食べるの楽しいね」と
嬉しそうな子どもたちです。

大人が配膳している間に、
クラスの子どもたちみんなで
一緒に絵本を読んでもらう
お話の時間も始まりました。

お部屋にある絵本４冊を
繰り返し読み合うので、
セリフを覚える子もいます。

あそんでいた玩具を
元に戻した子から
保育者の周りに集まり、
わらべうたを楽しんでから
お話の時間になります。

“今日のわらべうたは何だろう”と
保育者の顔をじっと見つめる
子どもたちの目は輝いています。

「今日は○○やりたい！」と
リクエストしてくれることもあり、
そんな楽しんでいる姿を見ると
私たち保育者も、
わらべうたをもっと勉強したいと思います。

担当を外したことで
全員での食事になったため、
戸外あそびの時間が増えました。

園庭では虫探しが大好きな子どもたち、
「バッタ探しに行こう〜」と
虫かごを首からぶら下げ、
畑に行き
「いる？」「今日はいないね・・・」と
芋づるを持ち上げたりして夢中です。

秋は雨や台風も多く、
そんな日は室内で過ごしますが、
散歩に行った際に拾ってきた
どんぐりを使って、
マラカスを作ったり
(やりたい子だけ)、
粘土あそびにも登場し、
どんぐり山やどんぐり電車を
作って楽しんでいます。

「次は線路作ろ」や
「踏切も」と
どんどんあそびが広がっていきます。
子どもの発想は無限ですね。

雨といえば、
10月19日の運動会、
雨で延期になってしまいました。

園庭で練習している
幼児さんの声が聞こえてくると、
「見たい」「見に行こう」と、
中でもバルーンの競技が大好きで
「キレイだね」「がんばって〜」と
来年への期待を持ちながら
応援する子どもたち。

バルーンを見終わると、
ブリッジに興味を示したようで
「できるよ、見てー」と、
やって見せてくれました。

幼児さんへの憧れもあり、
その子なりにがんばって形作っている姿に、
微笑ましい気持ちになりました。

秋を楽しんでいる
もも組の子どもたち、
これからも
季節を感じられるようなあそびを
楽しんでいきたいと思います。