こととも保育園もりやま

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りんごろうそくまつり

こんにちは。
3歳児そら組担任の温子です。

寒さもひとしお身にしみ、
年の瀬を感じる頃になりました。

さて、先日の冬至の日に、
そら組ではクリスマスの行事を行いました。
本来の意味の厳かなクリスマスを体験を通して、
本来の心の落ち着きに近づき、
それが思慮深い行動や楽しげな態度に
現れてくることを願い、
『りんごろうそくまつり』を行いました。

 

りんごろうそくは自分自身の内面に向き合う
「強い意志」の育ちにつながる行事で、
はぐみのでは3歳児のそら組の
子どもたちでもできる内容にしました。

りんごろうそく当日に向かって、
数日前から、子どもたちは
自分が運ぶりんごを磨いて、
りんごろうそくを作りました。

クロスで磨きながら、
自分のりんごが段々と光り輝いてくると、
喜びと驚きとで、
初めての体験に一人ひとり
満足した様子で行っていました。

うれしそうな笑みを浮かべながら、
ピカピカになるまで集中して磨いていました。

 

りんごろうそく作りを通して、
子どもたちそれぞれが
どのように感じながら過ごしていたのかな?
と思いながら、
磨く様子を見守っていました。

 

 

そして、りんごろうそくまつりの当日、
今回は保護者の方にも見守られながら、
副園長のライアーの温かい音色に
包まれた中で行いました。

 

 

一番初めの子は一番緊張した空気だったので、
最初は私の手をぎゅっと握っていましたが、
自分で一歩を踏み出して
ゆっくりと歩み進めていきました。

また、中には小さな声で
「次はだれ?」と私に何度も語りかけ、
自分の番が来るのを
今か今かと楽しみに待って、
自信に満ちながら行う子もいました。

そして、
ピンとした緊張感を感じながらも、
やりきった後にほっとした
表情で席へつき、
保護者へ笑顔を送る子の様子が
多く見られて、
子どもたちはそれぞれ
しっかりと自分の力で、
りんごろうそくに火を灯し、
ひとつずつ運んで並べることができました。

 

 

中でも印象的だったことが、
「大丈夫だよ」という大人の思いが、
時間とともにだんだんと
子どもたちの中にも広がっていき、
仲間のことを温かいまなざしで見守ったり、
「がんばれ!」と何度も優しく声をかけて
励ましたりしようとする雰囲気が
生まれていきました。

静かな空気で行う中、
そう仲間へ伝える姿に、
一瞬静かに見守るようにと
声をかけた方がいいのかな?
と迷いました。

しかし、大人が促したわけではなく
自然発生的に子どもたちの中から
湧き上がってきた仲間への思いを
大切にしようと決めて、
後から振り返ってそれでよかったと
心から感じました。
皆の気持ちがひとつの輪となってつながり、
不思議な一体感のある、
感動的な時間となりました。

 

 

冬至という、
一年で最も暗く寒いこの日に、
子どもたちの中にも
美しい小さな光が灯ったと感じています。
子どもたちの中の可能性の光を、
この先も明るく絶やさず
育ててほしいと願っています。

 

 

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