こととも保育園もりやま

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園内紹介

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わたしんちへ ようこそ

こんにちは。
幼児リーダーの西田です。

月日が経つのは早いもので、
今年度も残すところわずかとなりました。

年長るり組にとっては
保育園で過ごせる時間が残り少なくなり、
大切な仲間と過ごせる日々を
満喫しているところです。

環境作りが大好きで、
〝園庭にお家を作りたい〞という
野望を抱いていた私は、
5月に見学させていただいた
東京のさくら保育園で、古い中でも、
とても工夫されているのを見て、ますます意欲が高まり、
保護者の方々にも思いをおたよりで伝えたところ、
ご厚意で木材をたくさんいただくことができました。

また、ペンキの塗り直し工事が入ったことで
余ったペンキもいただけ、準備は万端。

ど素人の私が描いた設計図を基に
いろんな工具類を使い、
ホームセンターでいろんな金具を比べて悩み、
あえて工程を子どもたちにも見せながら
作業を続けて無事完成。

できあがっていく面白さや達成感、
充実感を味わいながら、
仕事と趣味が混ざり合い、
ワクワクする楽しい時間を過ごすことができました。

2月14日のバレンタインデーにオープン。
心待ちにしてくれていた子もいて、
園庭のお家は連日大盛況。

作った者としては
この上ない喜びを感じています。

”地域の方々とのつながりを大切にしたい”
という思いから、初めて開催された
『つながるあさいち』でも
園庭のお家は活用され、
手作りバックや小物のお店になりました。

卒園が近付いている中で、
せっかくだからおやつ屋さんになって、
るり組の子どもたちを
園庭のお家に招待できないかな…と計画。

子どもたちにチケットを用意し、
おやつ屋さんの話をすると
ものすごく喜んでくれて、
渡したチケットをとても大切にしてくれました。

”どこに入れたらなくさないのか?”
一生懸命考えた結果、
”リュックサックのポケットがいい”ということになり、
子どもたちは時々入っているかを確認しながら、
当日を楽しみにしている気持ちを
伝えてくれました。

そして当日、”待ってました”とばかりに
グループの友だちと仲良く笑顔で
お家に走ってくる子どもたちの姿を、
家の前で待つ私はとても幸せで、
”この計画が実行できてよかったな”
と改めて感じました。

また、協力してくれた方々に
感謝の気持ちでいっぱいになりました。

「いらっしゃいませ」と迎えると、
「チケット持ってきたよ」と
はりきってカウンターに座り、
いつも以上におしゃべりに花を咲かせながら
おやつを食べる子どもたち。

「いつもよりおいしいね」
「もっとおかわりしたい」と
終始笑顔で、にやけた感じがかわいらしく、
「かずよさんのお陰だよ」
なんて言ってくれる子もいて、
またまた幸せな気持ちになりました。

帰ってから両親に
「かずよさんちで おやつ食べたよ」と
うれしそうに報告した子もいたようで、
いつの間にか私の家になっていて、
その家にお呼ばれし、
ウキウキ出かけてきたことになっていて、
おもしろいなと感じました。

私がなぜ環境作りが好きかというと、
単純に作ることが好きということだけでなく、
子どものあそぶ様子を見たり、
子どものつぶやきを聞いて、

”こういうものを用意したら
おもしろくなりそうだな”

”こういうものがあったら
あそびが発展しそうだな”

と、想像して作る楽しみと、
それによって子どもたちのあそびが
本当に広がり輝く様子が見られることで、
思いが共有できた喜びを感じられるからです。

すると、もっと準備したくなり、
お互いにとって相乗効果が生まれ、
一体感を得られることに
やりがいを感じられます。

私の〝好き〞は子どもたちのお陰なのです。

きっとこの園庭のお家作りを通して、
単におやつを食べたことだけでなく、
家作りがあそびにつながっていくことでしょう。

これからも子どもたちとともに
楽しんでいけたらうれしいです。

そして、この楽しさや喜び、充実感を
たくさんの職員や保護者の方々と
共有できたらいいなと思っています。

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