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乳児クラスの「運動会ごっこ」
穏やかに秋の深まりと
冬の訪れを感じる肌寒さや
空模様の移り変わりを楽しめる
季節になりましたね。
1歳児あさぎ組担任の橋田です。
先日行われた運動会では、
幼児クラスの子どもたちと
保護者の皆さまで
一緒に運動を楽しみながら、
昨年とは違ったお子さんの
大きな成長を感じていただけたと思います。
そんな運動会を楽しんでいたのは
幼児クラスだけではありません。
テラスで遊んでいると
バルーンの音楽が聞こえて踊り始めたり、
園庭に行くと大玉ころがしをしている
あかね組さんを見て応援したりと、
乳児クラスの子どもたちも
運動会の雰囲気を楽しんでいました。
そして、
「かっこいいな」「やってみたいな」
…と言った憧れから、
もも組を中心に運動あそびをする子が
増えてきました。
そこで、
乳児クラスも主体的に参加できるよう、
あそびの中で
『プチ運動会ごっこ』を行うことにしました。
ずっと憧れていた
もも組の子どもたちは園庭に来ると、
やる気満々で準備体操をはじめ、
その様子を見た1歳、0歳の
子どもたちも続々と集まり、
楽しい運動会ごっこの幕開けです。
実際に運動会で使用した
ゴールテープや大玉をもってくると、
「やりたい!!」と目を輝かせ、
大喜びでもも組のかけっこが始まりました。
気がつけば1歳児も並んで走り出し、
クラスの垣根を越えて楽しい輪が広がり、
とてもあたたかい雰囲気で
あそぶことができました。
最後は
いつもあそんでいるボールを
カゴに入れて玉入れごっこ。
玉入れでは乳児クラスが
一体となって参加でき、
かけっこや大玉ころがしでは
応援をして楽しんでいた
0歳児クラスの子も、
お兄さんお姉さんたちの真似をして
玉をカゴへ入れて
満足そうに微笑んでいました。
友だちと一緒に身体を動かす
心地よさを味わうことができ、
終わった後も
「また運動会しようね」と言う声が
聞こえてきて、
とても楽しい経験になったなと感じました。
こととも保育園では
日課を大切に過ごしています。
日々子どもたちが自分で見通しを持ち、
安心できる環境の中、
自らの意思で行動に移す
「主体性」を育んでいくためです。
そうした生活の安定を大切にしながら、
乳児クラスでは子どもたちの
あそびの広がりに応じて
このような
「運動会ごっこ」の場を設けるなど、
子どもたちが主体となって
さらに想像力やイメージを膨らませて
あそぶ力が育っていくことを
職員一同、願っています。
実際に運動会ごっこの後、
もも組さんはコーンを並べて
かけっこのコースを自分で作って
かけっこごっこを始める子や、
あさぎ組ではもも組さんが行っていた
準備体操を自分なりに再現して
あそんでいる子がいて、
さらにあそびに深まりが
感じられるようになりました。
来年には進級し、
初めての運動会に出る
今のもも組さんたちの期待を胸に、
憧れのバトンを次のクラスに
引き継いでいけるよう、
子どもたちをこれからも
温かく見守っていきたいと思います。