こととも保育園もりやま

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初めてがいっぱい

こんにちは。
乳児リーダーの河合です。

今年度は0歳児クラスに2名と
1歳児クラスに5名の新入園児さんを迎え、
新しい年がスタートしました。

初めての保育園で涙が出てしまう姿が
あちこちで見られます。
そんな姿を見たら、保護者の方は
心配になってしまうかも知れませんが、
大丈夫です!

子どもたちはいろいろな”初めて”を経験しながら
大きくなっていきます。

保育園はおうちから初めて外の世界で生活する、
はじめの一歩ですね。

ある日の1歳児クラスの様子です。

前日にテラスであそんでいる時に、
てんとう虫が来てくれて、
喜んで子どもたちが見ていました。

「今日もてんとう虫さん来てくれないかなあ」と
探してみますが、2階にあるテラスに
てんとう虫が飛んできてくれることは、
なかなかありませんでした。

そこで、私が園庭に
探しに行ってみることにしました。

けれども、そんなに簡単には
てんとう虫は見つかりませんでした。

代わりにたくさんのダンゴ虫がいたので、
6匹のダンゴ虫を箱に入れて、
テラスに持っていきました。

すると、みんな興味津々。

初めてダンゴ虫を見たり、
触ったりした子もいた様子でした。

初めてダンゴ虫を見た子どもたちは
「何だこれ?」「こわいのかな?」と
一瞬不安そうな表情をして、
保育者に抱きつきました。

けれど、保育者が
「大丈夫だよ。ほら、こわくないよ」と
触って見せると、
「あれ?こわいものではないんだな」
「わたしも触ってみようかな」と
はじめの一歩を踏み出し、手を出してみます。

初めてのダンゴ虫を「ちょん」と指先で触って、
すぐに手を引っ込めた子。
つまんで持ち上げてみた子。
保育者に手の上にのせてもらった子。

いろいろな関わり方で
初めてのダンゴ虫と触れ合いました。

初めてのダンゴ虫が”得体のしれないもの”から、
”おもしろそうなもの”に変わった瞬間がありました。

おもしろくなったら、もう大丈夫。
どんどん自分から積極的に
動き出して関わっていきます。

おかげで、ダンゴ虫はみんな丸くなって、
子どもたちの触りたい欲求から
身を守っていました(笑)。

これは、ダンゴ虫とのお付き合いだけに
限ったことではありません。

これからもいろいろな”初めて”が
子どもたちに訪れることでしょう。

そんな時に、近くで見守ってくれる保育者がいて、
怖くて抱きついた時、
「大丈夫だよ」と守ってくれたり、
新しい一歩を踏み出すために
そっと援助してくれたりすることで、
子どもたちはたくさんの”初めて”を乗り越えて、
いろいろな経験をしていくことと思います。

人生がはじまったばかりの
子どもたちを見ていると、
”初めて”がいっぱいでうらやましくなります。

”初めて”のことが
少なくなってしまった私ですが、
子どもたちの近くにいさせてもらうことで、
新鮮な感じ方をわけてもらっています。

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