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壁面飾りからひろがる関わり
こんにちは。パート保育士の吉田です。
こととも保育園もりやまに来て、一年が過ぎました。
まだ子どもたちの顔と名前がわからなかった頃が懐かしく、
今では園児全員の顔が分かり、名前を呼び合える関係が嬉しい毎日です。
今年度は、6月まで2歳児うさぎ組のサポートをしていました。
今でもうさぎ組に顔を出すと、
「せんせい〜!」「またあそぼうね!」と
駆け寄ってきてくれる子どもたちが可愛いです。
現在はフリー保育士として、1歳児〜5歳児の
いろいろなクラスの子どもたちと過ごしています。
さて、今日は壁面飾りのことについてお話しします。
各クラスのお部屋には、
季節に合わせて子どもたちが制作した作品が飾られています。
現在は、どんぐりやさつまいもなどが並んでいます。
これらは、担任の先生方が、
「散歩で拾ったどんぐり」や「園庭で育て、掘ったさつまいも」など
日々の活動や子どもたちの興味とつなげ、何を作るか相談しています。
また、シールを貼ったり、糊やハサミを使ったりといった
手先の発達に合わせたねらいなどもあります。
私は、よく子どもたちとお部屋で過ごすときに、
「〇〇があるね」「〇〇作ったの?」「何を作ったの?」「どうやって作ったの?」
など、壁面飾りのことを話のきっかけにしています。
そうすると、さまざまな返事が返ってきます。
1歳児のりす組では、
「どんぐり!」
「とんぼ!」
「とりさん!」
など、飾りを指差して
“あるよ!”と必死に教えてくれます。
そして、
とんぼのポーズをしたり、♪ぴぴぴぴぴ と「ことりのうた」を歌ったり、
リズムや歌につながっていくことも。
2歳児のうさぎ組では、
「〇〇ちゃんのはどれ?」
「〇〇くんのはどれ?」
“自分の作品がどれか教えて!”という反応が多いです。
「これだね」と教えてあげると、にっこり満足気な表情。
そして、他のお友達にも「〇〇ちゃんのはどれ?」「〇〇ちゃんのは?」と連鎖し、質問の嵐となります(笑)
3歳児のぱんだ組では、
「ぼくのはこれだよー!」
「〇〇ちゃんのはこれー!」
自分たちから、”みてみて!”と教えてくれます。
アピールの嵐です(笑)
4・5歳児のぞう・きりん組では、
「ぼくのはどれでしょう!」
“当ててみて!”とクイズが始まります。
う〜んと言いながら答えると、
「あたり」「はずれ〜」とニヤニヤ楽しんでいる様子(笑)
逆に、「〇〇ちゃんのはどれ?」と聞いた時には、
「教えない!」と照れ屋な子もいたりします。
また、「どうやって作ったの?」と聞くと、
「切って〜、塗って〜、糊で貼って〜、おしまい!」などと、
順序立てて説明してくれることも。
さすが、ぞう・きりん組さんです。
作品だけでなく、作品に対する反応にも、
成長や個性が表れ、おもしろいです。
もちろん、作品自体にも、
色や形、配置などに個性が表れています。
先日のハロウィンの日に着た、ぱんだ組さんのネコの衣装。
青いしっぽ、しましまのしっぽ、虹色のしっぽ…
ヒゲの生えている位置もさまざま。
子どもたちのこだわりや工夫が、たくさん隠れています。
ぜひ、保護者の皆さまも、お迎えの際などに注目してみてください。
そして、お子さんと作品についてお話ししてみてくださいね。
なつみ