こととも保育園もりやま

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大人のまねっこ大好き!

こんにちは。
歳児・にじ組担任のあつこです。

春からあっという間に
夏を迎えました。
誕生日がきて2歳になった子や、
あと少しで2歳になる子など、
進級・入園した当時に比べると
子どもたちは随分と成長しました。

最近の子どもたちは、
保育者のしていることを
とてもよく見ていて、
興味を持って、模倣したり、
お手伝いをしたがったり・・・。

そんな姿に出会い、
微笑ましく、
温かい気持ちになることが
少しずつ増えてきました。

ある日の給食のできごとです。
保育者は準備ができると、
あそんでいる子どもの元へ行き、
ごはんだよ、と
優しく声をかけます。

いつものように
一人の女の子に声をかけに行くと、
一緒に給食を食べている友達は
まだあそんでいることに気づき・・・。
まるで保育者のように
友達のそばへ行き、
顔を覗き込んで目を合わせ、
「おいで、おいで。」
と、微笑みかけながら伝えてくれました。

写真1

また、ある日の水あそび後。
子どもたちは暑さに負けず、
水あそびやプールを
思いきり楽しんでいます。
そのため、
保育室ではゆったりとあそんだり、
中には、寝転んで休息する子もいたり。

最近、
ぬいぐるみのお世話が大好きな子どもたち。
本当に、小さい子と触れ合うように、
優しく、愛情豊かに接しています。
布団をかけて、身体をなでる時も、
起きないようにそーっと。

写真2

そんな中、
ウトウトしていた友達に気が付いて、
「大丈夫だよ。ゆっくり休んでね。」
という温かいまなざしを送りながら、
今度は友達の身体を
優しくなでてくれました。

写真3

子どもたちの様子をよく見ていると、
「どこかで見たことあるような・・・?」
と、ハッとする場面があります。
「自分もしてみたい!」
と、何でもできてしまう姿は、
頼もしい限りです。

心地よかったこと、
面白かったこと、
うれしかったことなどを、
模倣してみようとアンテナを広げ、
たくさん吸収しているのだと
実感します。

そばで一緒に過ごす
大人としての責任を持ち、
丁寧に関わっていきたいと感じます。

写真4

最後に、
あそびの中での模倣から、
成長を感じたできごとを紹介します。

4月初めは
電車のレールを組み立てるよりも、
バラバラにするのが楽しくて
得意だった子どもたち。

保育者が組み立てる様子を
よく見て学んで、
自分でも上手にできるようになり、
「自分でできたね!すごいね!」
と伝え、
一緒に喜び合うことが増えてきました。

ある日、
乗り物が大好きな男の子が、
自分でレールを組み立て、
電車を楽しそうに走らせていた時。

しばらくして、気づくと
レールの上に椅子がまたがっていました。
それを見て、
何で椅子があるの?と一瞬思いましたが・・・。
「あっ!トンネルだ!!」
と気づいて、とても驚き、
思わず声を上げてしまいました。

写真5

子どもは、自分のしたことを
認めてもらえることで、
達成感や充実感を味わいます。

「何か面白いことしてるよ。」
「自分もやってみたいな。」
と、保育者の模倣が始まり、
それを褒めてもらえたことから、
「うれしいな。」
「僕ってすごい!」
と、自分に自信が持てて、
自発的にあそびを発展させるといった、
心の育ちにつながったのかな、
と感じました。

そう考えると、
温かい言葉やまなざしで、
子どもたちの姿を十分に受け止め、
しっかりと応えたい、
と改めて思いました。

しぐさや言葉、あそび、歌、
大人のまねっこが
何でも大好きな子どもたち。

模倣を通して、
一人ひとりのよりよい成長の
土台につながる保育を
目指していきたいと思います。

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