こととも保育園もりやま

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子どもたちが研究者

こんにちは、
1歳児(あさぎ組)担任の杉本です。

今回のテーマは“もやし”です。

みなさんは、もやしが1つの野菜の名前ではなく、
“光の当たらないところで
種や豆から出てくる新しい芽のこと”と
知っていますか?

このことについて初めて知った私と、
あさぎ組の研究者たちが調査してきたお話です

始まりは去年の12月頃。
Aさんは園庭にある畑を見る度に
「これはなに?」と
植えてある野菜の名前を聞いてきます。

そして、いつも最後に
「もやしはどこ?」と聞くのです。

畑担当の職員に一緒に聞きに行くと、
「もやしは室内の暗いところで育てるんだよ」と
教えてもらいました。

Aさんに
「あさぎ組で育ててみる?」と聞くと、
「やる!」と目を輝かせました。

これが研究者たちの誕生です。

そうと決まれば、
”まずはもやしを知ろう!”と
絵本『もやし』を読み合いました。

研究者たちは絵本を読み合うと、
もやしを栽培することが楽しみになったようで、
とても真剣に大人の話に耳を傾けていました。

まずは種を触ったり、
見たりして研究をし、
みんなで洗うところから始めます。

そして、毎日の水やりを欠かさず行い、
芽が出てくる様子を、
絵本と見比べながら研究を積み重ねました。

ぐんぐん伸びていく芽に、
「また大きくなってる!」
「ままにも教えてあげるんだ!」と
もやしへの興味が深まっていきます。

そのおかげで、食事の際に
「今日はもやし入ってる?」と聞かれたり、
入っていると自分から食べてみたりと、
毎日もやしと関わりながら
楽しく過ごしています。

そして、最近では緑豆だけでなく、
大根やブロッコリー、
ごぼうの種から出てくる芽を研究中。

どんな芽が出てくるのか?
研究者たちは期待に
胸を膨らませています。

こうして子どもの興味、
関心に寄り添っていき、
自発性や主体性を育てていきたいです。

 

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