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小さな思いやり
暦の上では春ですが、まだまだ寒い日が続いていますね。
先月から2歳児から5歳児クラスまでの異年齢交流会、仲良しグループがスタートしました。
こちらは、新年お楽しみ会の様子。3つのグループに分かれて
福笑いや絵合わせ、コマ遊びをたのしみました。
最初は少し不安そうにしていた2歳児クラスのうさぎ組さんも
4・5歳クラスのぞうきりん組のお兄さん、お姉さんに遊び方を教えてもらったり見本を見せてもらうことでだんだん笑顔が見られるようになりました☆
また天気の良い日には散歩に出かけました。
「○○ちゃんおいで~」「手をつなごう」と自然と上のクラスの子が下のクラスの子に声をかけ出発!
歩きながら共にやり取りを楽しみながら散歩をたのしんでいました。
さて、先日の夕刻保育での出来事です。
1歳児クラスりす組のS君が、遊んでいた電車を急に片付けはじめ、
何かを指さしで訴えてきました。
なんだろうと指さした方をみるとけん玉が・・・
「ごめんね、危ないから大きくなったら遊ぼうね」と断ったのですが
そんな保育士とS君のやり取りをみていたきりん組のSちゃんが
「りすぐみさんに危なくないけん玉をつくってあげたい」と訴えてきました。
次の日、みんなに話すと「いいね!」「つくってあげよう!!」と全員から賛成の声があがり、さっそくみんなでどんなけん玉を作るかをかんがえました。
「この本にけん玉の作り方がのってる!」「何がいるかな?」とこどもたちの話し合いがはじまりました。
次の日けん玉づくりです。
ペットボトルで作りけん玉と、紙コップで作りけん玉と2つのグループに分かれて作りました。
「コップににこにこの顔があると喜ぶと思うんだよね」とシールで顔を作ったり
「ピンクのけん玉つくってあげるの」とペンでペットボトルをぬったりとりす組さんのために思いを込めて作っていました。
ぞうきりんさん一人一人の思いがこもったけん玉の完成です。
おやつ後に、りす組さんへプレゼントしました。
「ここを持つんだよ」「ここに えいって丸い玉をいれるんだよ」
やり方も教えてあげたりお手本を見せてあげるぞうきりんさん。りす組さんもぞうきりんさんを真似て一生懸命けん玉に取り組む姿がとてもかわいかったです。
異年齢の関わりを繰り返すことで、年下の子を思いやったり、年上のお兄さんお姉さんの話すことや遊びをみたりすることでいろんなことをまなんでいる様子がうかがえます。今回のけん玉作りやお楽しみ会を通して、子ども同士の関わりの中で身につけられることの多さとその機会の大切さを強く感じました。
子どもたちの大好きな楽しみにしている機会です。
コロナの感染拡大で、他クラスとの交流が難しくなっていますが、これからも大切にしていきたいと思います。
りつこ