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想像を形にしていく
週末には各所で、
お祭りや夜空を彩る花火を
見に出かける方も多い季節。
夏ならではの楽しみを
満喫したいですね。
2歳児もも組担任、荒川です。
「いらっしゃいませ、どれにしますか?」
お店屋さんになって、キッチンで
いろいろな食べ物、飲み物を
つくって遊ぶ姿がよく見られます。
玩具の包丁を使って
材料をざくざくと切ります。
ボウルに入れたお手玉を
ぐるぐる混ぜたら、
数枚のお皿に分けてテーブルに
「どうぞ」と言って、並べる子どもたち。
お皿の数に合わせて
スプーンやコップの飲み物も用意します。
「おいしかった~」と伝えると、
うれしそうに笑って、
「おかわりもありますよ」。
コップに様々な形の素材を盛りつけて、
おいしそうなアイスクリームのできあがり。
トッピングが乗ったアイスは、
先日の幼児クラスさんが招待しくれた
かき氷パーティから、
さらにイメージが膨らんだようです。
フルーツが乗っていて、
見た目もお腹も満足だったものね。
絵本『しろくまちゃんのほっとけーき』の1ページ、
フライパンで焼けていく様子を
よく見ていた子は、
フライパン片手に「ぷつぷつ」と言いながら、
焼き色がつくのを想像している様子。
そして、腕を揺らして
フライパンの具材を上手に
ひっくり返していました。
おうちでご家族がお料理をする姿も
よく見ているんだなと感じます。
子ども同士で役割を決めて、
お客さんと店員になりきり、話が弾みます。
鏡の前に座ったお客さんに
話しかけながら、髪の毛を整えています。
こちらは美容室。
最近、「床屋さんや美容室で
怖がらずに一人で座れるようになった」と、
おうちの方からお話がある子が増えました。
「ちょっとおまちくださいね」と
丁寧にお客さんに対応しています。
部屋にあるアイクリップという玩具の
様々な色を使って、
つなげて遊んでいる子がいました。
そして、円形に重ねてできたものを
腕を上へ伸ばし、高く掲げると、
「花火~!」と言って見せてくれました。
夜空に上がったきれいな花火を
思い出しているんですね。
経験したり、頭の中に描いた想像を
”自分の手で形にしよう”と
するようになってきました。
”身の回りのことを自分でしたい”と
挑戦する姿があり、さらに、
まわりの人の話している言葉や
している姿を見て、
やってみたいことが広がっています。
楽しかったこと、うれしかったことが、
良いイメージをもって
好奇心につながっているのですね。
子どもは「楽しい」と感じ、あそぶ時にこそ、
学び、成長することがたくさんあります。
子どもたちのきらきらした好奇心が
「楽しかった~」につながるような
環境をつくっていき、
想像の世界がたくさん広がっていくと
いいなと思っています。