愛され、食べ継がれる「みそ」

こんにちは。
管理栄養士の小川です。

今年の２月、卒園前のるりぐみさんと仕込んだ
手作りみそができ上がりました！

今年の夏の猛暑を乗り越え、
しっかり熟成したみそ。

力強い香りにまろやかな塩味と
濃厚なうま味を感じるみそになりました。

「おいしくなあれ」と
気持ちを込めて作ってくれた
子どもたちの顔が思い浮かびます。

先日、この手作りみそを使い、
幼児さんと五平もちを作りました。

みそだれを作るために
寝かせておいたみそ瓶を開けてみると、
たちまち芳醇な香りが広がり、

「いいにおい！」
「もうたべたい」
「なかはどうなってるの？」

一気に食欲と好奇心で沸き立つ子どもたち。

瓶の中のみそにも興味津々です。

鍋でみそを煮ている間、
よく食べているみそ料理の話題に。

「みそかつ」「みそおでん」「びびんば」
「どてに」「とんじる」
「おばあちゃんちでたべるみそごはん！」

どんどん出てきます。

園でもお家でも慣れ親しんでいる証拠ですね。

いよいよおやつの時間。
３クラス一緒の五平もち作りです。

ご飯を好きな形にしたら、
キッチンスタッフがホットプレートで
軽く焼き目をつけ、
最後に自分でみそだれを塗ります。

今日は特別にたっぷり塗って、
「いただきまーす」。

「おいしい！」
「みそがおいしいー」

もともとみそ好きな子どもたちは、
手作りみその格別な美味しさを感じながら
夢中で食べ、あっという間に完食。

次々とおかわりの手が上がりました。

皿に残ったみそだれも、
ご飯だけ入れてきれいに食べきり大満足。

最後は美味しいみそを作ってくれた
去年のるりぐみさんを思い浮べて、
「ありがとう！」を伝え、
今度は今年のるりぐみさんに
「よろしくおねがいします！」と
バトンタッチ。

昔からこの地域で愛され、
食べ継がれてきたみそという食文化を、
みそ作りやクッキングなどを
楽しく体験しながら、
これからも大切にしていきたいと思います。