こととも保育園もりやま

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新しい友だち

こんにちは。
2歳児ほしぐみ担任の
ひかりです。

はぐみのおもちゃの中でも、
子どもたちに
愛されているのが「人形」。

今回は「人形」について
おはなしをさせていただきます。

保育室では
自分がしてもらっていることを、
同じように人形にしている姿を
しばしば見かけます。

シュタイナー教育では
子どもたちは人形を慈しむことで
愛情が育つと言われています。

自分が受けた愛情を、いわば「お返し」
しているようにも見受けられ、
人形への触れ方や声の掛け方など、
子どもたちの温かな心が
ありのままに表れ、
胸が熱くなることもあります。

先日、保育者数名が
人形作りを体験する機会がありました。

一枚の布を裁断することから始まり、
手縫いで一針一針、
思いを込めて縫っていきます。

天然の羊毛を積める作業では、
硬さや重みなど、手のひらに乗せて
保育者自身の感覚を研ぎ澄ましながら‥。

材料や手順は同じであるのに、
作り手の保育者の思いが
それぞれ込められた、
唯一無二の人形が誕生しました。

丹精込めて作ったものには心が宿ります。

愛情形成の意味でも人形を慈しむことは、
他者を愛することへとつながることでしょう。

また、人形は子どもたちにとって
自分の気持ちを分かち合う大切な存在となります。

言葉にならない思いや感情を表現するために、
時には人形が「仲間・友だち」といった存在となり、
心を豊かにしてくれることにつながります。

そんな新しい友だちとなる存在とともに、
想像力や感性がますます育まれますように。

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