こととも保育園もりやま

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梅仕事 第二弾!

毎日、本当に暑い!ですね。
熱中症アラートが出る日が続いています。
皆さん、元気にお過ごしですか?

副園長の櫻井です。

熱中症予防にこまめな水分補給と
塩分摂取が大切ということは
知られています。

しかし、まず、
朝食をしっかり食べる。
バランスよく食べる。
しっかり睡眠をとることが
大切かと思います。

 

さて、梅仕事・第二弾として、
今回も梅のことをお伝えします!

前回は
「満月の日の梅仕事」の
様子をお伝えしました。

この時期、夏を待つように
梅干しができあがるのも、
日本人の風土に合った
自然からの贈り物。

梅干しの程よい塩分と酸味が、
夏の疲れをとってくれたり、
ミネラルを補ってくれたりします。

いつもこの時期、
自然のサイクルに感心するとともに
感謝があふれます。

梅を塩で漬けて
「梅酢」が梅を隠すほど
上がってきた頃を見計らって、
「赤紫蘇」を梅に足す作業を
ほしぐみ、そらぐみの子どもたちの
前でしました。

 

たくさんあった赤紫蘇を
塩で揉んでいくと、
黒っぽい紫の汁がだんだんと出て、
何度かその汁を捨て、
粘土みたいに固まった赤紫蘇に、
今度は満月の日につけた
梅のビンの透明の「梅酢」を
ほんの少し注ぎます。

すると、、、瞬間的に、
綺麗な濃いピンク紫色に!!!

 

 

その時、私たち大人は
何の説明もしません。
どう感じたのかは、
その子それぞれ違いますから、
その感じた思いをそっと温めることが
大切だと思っているからです。

これから先、小学校に上がった時に
「酸とアルカリ」の性質を習い、

「あ!あの体験はそういうことだったのか」

そんな風にいつか
子どもたちの心に残り、
思い出してくれていたらいいなぁと
思っています。

そして、梅雨明けを待って、
梅を干しました。

はぐみのにはクラスから続く
すてきな南向きのテラスがあります。
おもむろに梅を干す準備をしていると、
子ども達は興味津々で、
集まってきてくれました。

 

 

ビンから梅を移すと、、、
のぞきこんで、
固唾をのんで見入っています。

 

 

一個ずつが、とても愛おしい。
一つひとつ、形も柔らかさも、
赤紫蘇の染まり具合もちがう。
子どもたちと同じだなぁと思います。

 

 

「食べたーい!」と
次々に子どもたちから
味見のリクエストが。

食べてみると
「美味しい!」「酸っぱい!」と、
笑顔があふれました。

まずは「体験すること」。
幼少期もっとも大切なことです。

知識で知ったつもりになるのではなく、
体験し、感じることです。

私たちはぐみのでは、
図鑑もリアルな絵の絵本も置いていないのは、
そこをとても大切だと思っているからです。

 

まず、
「体験」して「自分で感じる」。
そして、もう少し大きくなってから
(年長さんや小学生以降に)
「なんだろう?」
「なんでかな?」
そう思った時「自分の意思」で調べたり、
観察したりし、
探究心や想像力を育てていって欲しいと思っています。

梅干しの色はとても鮮やかで、
色のパワー、光、エネルギー、
自然の力強さ、時の流れ、
様々なことを感じさせてくれました。

まぶしい太陽の光とともに、
心の中まで響くほどの美しさに
子どもたちとともに、
感動したひとときでした。

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