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生ごみコンポストに挑戦!

こんにちは。栄養士の田代です。

新年度が始まり1か月、新しいクラスになった子どもたちが 毎日ドキドキ ワクワク 楽しそうに過ごしている様子を見ると、わたしも気持ちを新たに頑張ろう!とより一層気合が入ります。

 

さて、今回は2月ごろから始めた生ごみコンポストを紹介します。

「生ごみコンポスト」 ご存知の方も多いと思いますが、簡単にいうと生ごみを腐葉土と一緒に分解して、最終的に肥料に変える仕組みのことです。

ゴミの量も減って 肥料もできる。一石二鳥の仕組みです!

 

昨年度のぞう・きりん組に「お家でお野菜の皮やフルーツの種はどうしてる?」と聞くと「捨てる!」と答える子がほとんど。

でも、「栄養たっぷりのお野菜、皮や種にはなんにも栄養がないのかな~」と聞いてみると、

「皮も中身も同じお野菜だから、栄養あるんじゃない?」

「りんごの皮は食べたことあるよ」と子どもたち。

「じゃあ、捨てるのもったいないね・・・」

「土に栄養を分けてあげよう!」と、

コンポストを始めることにしました。

 

生ごみは、こととも保育園の給食で出た野菜の皮や廃棄部分など

300gほど 約1か月間 毎日入れました。

基材となる腐葉土が入ったカバン型のコンポストに

「生ごみを入れる係」とそれを「かき混ぜる係」に分かれて 子どもたちに毎日かき混ぜてもらいました。

日に日に基材の茶色よりも目立っていく野菜の皮たち。

 

子どもたちの横でわたしはかなり焦りました・・・

このまま変化がなく堆肥ができなかったらどうしよう・・・

 

そこで、投入する生ごみを変えてみることにしました。

今までは野菜の皮のみだったので、食物繊維の塊しかありません。分解してくれる微生物のエサになりそうもない繊維の塊です。

微生物による分解を促すには、ある程度の腐敗や発酵が必要かもしれない!と考え、たんぱく質や油分を入れてみることにしました。

 

2月末ごろからオミクロン株が大流行したことで子どもたちとかき混ぜることができなくなってしまったので、この期間はわたしが代表して生ごみの投入を続けました。

 

ごはんやお肉、魚、カレーやケーキの生地など様々なものを入れました。

すると、少しづつ生ごみのいや~なにおいが・・・。ついに臭くなってきました!

実は臭いのは微生物が分解している証拠。さらに、白いもやもやとしたカビのようなものが!

これも、発酵の証拠のようです。よかった~ 一安心です。

白カビが出てきたら生ごみの投入もやめ、かき混ぜる頻度も減らして熟成させます。

すると・・・初めの頃に子どもたちと入れた人参の皮やキャベツの葉が少しづつ小さくなり、さらに熟成させること2週間。

お肉やお米もいつの間にかなくなってついに堆肥の完成です!

発酵中は生ごみの腐敗臭がしましたが、熟成させると臭いも消えてさらさらの堆肥になりました。

今回できた堆肥は今後の栽培で使います。

感染の拡大により 残念ながら途中から子どもたちと一緒にあまりできなくなってしまったので、

次回は新しいぞう・きりん組さんたちとまた一から始める予定です。

栽培やコンポストの様子はまたブログでお伝えしますね。

 

なつき

 

 

 

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