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畑のお仕事 ~地味に頑張ってます~
こんにちは。
まだ梅雨が明けてないというのに、
猛暑日は当たり前。
災害級の危険な暑さの日もあるくらい
毎日暑い日が続いていますね。
今年の夏はどうなってしまうのでしょう。
この暑さの中で、
とてもいきいきしているものがあります。
それは畑の野菜や草花です。
私がこの畑の担当になって
5年目を迎えました。
幼児リーダーの西田です。
4年前、初めて幼児(年中長・やまぶき組るり組)の
担任になった時から、
畑とのお付き合いが始まりました。
最初は保育だけで手いっぱいで、
栽培を始めてもイベントごとのようで
日々のお世話が行き届かず、
野菜たちには「ごめんね」という
気持ちでいたことを覚えています。
そこから月日が経ち、
畝の向きを春と秋で変えてみたり、
畑の周りもヒマワリが植えられるように広げたり、
春には畑のパンジーやデイジーなどを摘み、
ファミリーデイとしてお家の方にプレゼントしたり、
色水あそびがたくさんできるように
朝顔をプランターと地植えで増やしたり、
今年の種を来年に生かしたり・・・。
昨年は稲の栽培にも挑戦し、
お米ができあがりました。
そうやって少しずつ
園芸の範囲を広げていくと、
自然と子どもたちとの関わりも
増えていきました。
畑の仕事が特に忙しいのは夏。
5月に玉ねぎを収穫してから畝を作り、
さつまいもを植えます。
さつまいもの前には夏野菜が並び、
プランターにはアサガオ、
育苗ケースにヒマワリの種まきをした後は
畑の周りに移植。
アサガオも園周りにも移植し、
毎日の水やりや様子を見ながらの肥料やり、
支柱の準備、草取り・・・。
仕事にキリがありません。
以前働いていた保育園では
園芸を大切にしていました。
‶草花を育てることは子育てと同じ。
手をかけ、声をかけ、
丁寧に育てることが
生長につながっていく″と
先輩から教わり、関わる中で
私自身も園芸が好きになり、
思いを込めて育ててきました。
昨年ネキリムシが大量発生し、
植えたばかりの野菜が
食べられてしまうことが何度もあり、
悲しい思いをしたので、
今年は苗を植えてすぐに
アルミホイルで対策。
すると、被害に遭うことなく
すくすく生長し、
この暑さの中でより元気を出し、
たくさん収穫できるまでになりました。
とてもうれしく、かわいく思っています。
そんな中で先日、
初めてとうもろこしを収穫しました。
ちょうど夏野菜ピザを作る日で
ナイスタイミングです。
「ポキッ」と音を立てて穫る感覚は
なかなか味わえず、
育ててきたからこそできること。
ドキドキワクワクな気持ちが
表情に表れていました。
そのとうもろこしをトッピングした
ピザの味は格別だったと思います。
うれしくて、とうもろこしが
少し多めになっています。
野菜や草花も生きています。
大人が‶好き″という気持ちで
大切に関わっていれば、
子どもたちも興味や関心を持ち、
「大きくなってね」「頑張ってね」など
声をかけながら水やりしてくれたり、
草取りを手伝ってくれたりします。
生きているから元気がない時もあれば、
病気になることもありますし、
自然事象の中で思いがけない結果を
生むこともあります。
収穫の時だけイベント的に関わるのではなく、
毎日の地道なお世話が
収穫の喜びにつながっていくことを、
園庭の中にある畑が教えてくれています。
今年度の年長るり組の個人マークが
野菜ということもあり、
例年以上に野菜の栽培を計画中。
小さいながらも園庭に畑がある環境や
自然の恵みに感謝しつつ、
これからも園芸の係として、
畑の担当として、園芸好きとして、
大切に関わっていきたいなと思っています。