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真剣勝負!
少し涼しくなって、
「今日は水あそび、どこまでするかなぁ」…
子どもたちの心の動きに合わせて
環境を整える大人たちは、
“園庭あそびの準備をどこまでしよう?”と、
迷う日が出てきました。
洗濯あそびに泥水あそび、
色水あそびにプールあそび…。
たくさん水に触れて、
感触や心地よさを味わい、
そこから広がる友だちとのかかわりを
存分に楽しんだ長い夏も
終わろうとしています。
主任の河合です。
先日、『雲の上のユニコーン』という
ドイツのボードゲームに誘われました。
これは運を味方にするすごろくゲームで、
ピンクのクリスタルを多く集めながら
ゴールを目指します。
雲の上の世界を
ユニコーンが駆けていくのですが、
まずは、自分がどの色のユニコーンにするか決めます。
3人いるので、同じ色にしたくなったら
「じゃんけんねー」。
決まったら、サイコロを振って
その数を進むのですが、
時々『虹の橋』があったり、
『お休みマーク』がでたり…。
ルールはわかっているようでも曖昧な子も…。
そこを「ちがう〜!もお!」と
怒りたくなるAさん。
“あら…その言い方だと嫌になっちゃうわね…”と、
間に入り伝え方を一緒に考えます。
そんなこんなで、中断しながらも
無事にゲームを終え、
「やったー!」。
こちらは『テディ・マイファーストメモリー』。
記憶力が勝利のポイントの神経衰弱ですが、
子どもたちの方が得意!
ゲームはさいころで進めるような
偶然、勝つゲームと、
何かの能力(記憶力・観察力・バランス感覚など…)を
使って勝つゲームに大きくわかれます。
子どもはいつも真剣勝負!
負けて悔しい気持ちと向き合い、
勝ちたい気持ちや勝つ喜びを味わってほしいけど、
いつも負けていてはつまんない。
だから、明らかに力の差が見られる時は、
”偶然性で勝つゲーム”であそぶことも提案しながら、
大人が間に入って調整していき、
ゲームの楽しさを味わってほしいと思います。
ゲームはルールを守って、
順番を守って、負けを受け入れながら、
人と向き合って勝負を楽しむもの。
Aさんのように癇癪やトラブルを経験するからこそ、
友だちと仲良くする力、仲直りする力、
つらい時にもがんばれる力が育ちます。
社会性、人間関係が上手に築けるよう、
勝ったり負けたりの経験、
”真剣勝負”を積んでいきたいです。