こととも保育園もりやま

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絵本からつながること

こんにちは、
1歳児担任の杉本です。

6月に入り、梅雨の時期となりました。

私たちのクラスでは
新入園児が7名加わってから、
あっというまに2ヵ月が過ぎ、
毎日子どもたちの成長を感じながら
日々を送っています。

さて、こととも保育園で
大切にしていることのひとつに、
“絵本の読み合い”があります。

信頼、安心できる大人との絵本の読み合いは、
感情や表情、行動を交わし合い、
心を通わせる経験が積み重ねられます。

また、繰り返し読み合っていくことで、
その絵本から広がる世界を
その都度イメージし、
創造性が芽生えます。

その経験を積み重ねることは、
乳児期にとても大切で、
目には見えませんが
人の根っことなる部分です。

去年の終わりごろ(私は0歳児担任でした)、
絵本を読み合っていると、
あちらこちらから伸びてくる手。

“ぼくもめくってみたい!”という
気持ちの表れでした。

ですが、まだ指先の使い方も未熟で、
絵本を上手にめくれない子どもたち。

そこで一冊の本を手作りしました。

その本はお友だちの写真やマーク、
大好きな絵本のコピーの切り抜きで
構成しています。

その日から、本のページをめくったり、
大人が名前を言うとお友だちを指差したり、
とても興味津々に見ていました。

そういった経験を積極的にすることで、
指先の発達にもつながり、
絵本を大切に読む習慣も
身についていきました。

今年度になって、
少しずつ子どもたちとの間にも
信頼関係ができはじめ、
安心して過ごせる環境が整ってきました。

その中で、自分の手で
絵本を触れてみるだけでなく、
絵本のフレーズが自然と出てきて、
あそびに発展するほどに
絵本の世界で楽しめるようになりました。

その世界を共感し合い、
新しいお友だちとも関係を
築いていく絵本は、
子どもがはじめて出会う
文化のひとつです。

私たち大人も大切にしていき、
絵本を通じて見つけられる
発見を見逃さず、
つなげていきたいと思います。

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