絵本が持つ力
新緑が美しく、
さわやかな風が心地よい季節ですね。
子ども達は汗をかきながら、
元気に身体を動かしてあそんでいます。
3歳児あかね組担任の渡辺です。
こととも保育園では子ども達との
絵本の読み合いの時間を大切にしています。
今年度から幼児クラスでは
一人一冊、月刊絵本を用意しました。
大人と読み合ったり、
好きな時に自分で手に取って見られる空間で
“自分の絵本”をうれしそうにめくったり、
また、友だちと並んで一緒に楽しむ姿もあります。


4月の月刊絵本は
『バルバルさんもりへいく』
『スーパーじっけんアワサール』
『せっしゃはにんじゃ』の3冊。
ある日、おもちゃのアイクリップを
大人の髪に留めて、
「かわいい~」と言う子がいました。
すると、それを見ていた年上の子から、
「バルバルさん?」と一言が。
その声をキャッチして、
次の日には部屋の一角に
バルバルさんの床屋がオープンしました。

子ども達は想像力がとても豊かです。
絵本には描かれていないことも、
考えて楽しむ力が素晴らしいなと感じます。
私も早速、バルバルさんのお店に行きました。
「いらっしゃいませー!どんな髪型にしますか?」
「ぼくみたいなかっこいい髪型はどうですか?」
「今日はおまけのお菓子もありますから~」と
床屋さんになりきってカットしてくれました。
きっと頭の中は自分のこれまでの経験や知識など、
様々な情報をつなぎ合わせて作った物語で、
いっぱいなのでしょうね。

5月の月刊絵本の1冊に
『どろんこどろっちょ』という絵本があります。
みんなで読み合うと、
早速あそびの中に“どろっちょ”が登場です。
「泥だんご作りたいー!」と
砂場に集まる子ども達。
あかね組さんはなかなか上手くにぎれない…。
砂がまとまらない…。
水が多くてドロドロ…と初めは苦戦。
るり組さんはやっぱり作るのが上手。
これまでの経験があるので
コツもわかっているようです。
年下の子へ教える姿が、
”大きくなったなぁ”と頼もしく、成長を感じました。
そんなみんなの様子を
どこかで“どろっちょ”がみているかな?
「今日はどろっちょいなかったー」と、
いつ会えるかを楽しみにしているみんなです。

絵本の読み合いや、
そこから広がるあそびを通して
『生きる土台となる力』=『非認知能力』を
育んでいきたいと思っています。
この力が育っていると
精神的な安定、他者との関わり合い、
目標達成の力などの能力が高く育ち、
大人になっても持続していくと
言われています。
子ども達と絵本の世界を
ともに楽しみながら、
成長を見守っていきたいと思っています。





