こととも保育園もりやま

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見守っているよ

お盆を過ぎても
梅雨のように雨が降り続き、
蒸し暑い夏でしたが、
日が暮れ始めるとほっとしたように、
ヒグラシがカナカナカナと鳴きながら、
秋が少しずつ近づいてくることを
知らせてくれています。

 

こんにちは、
0歳児もえぎ組の荒川です。

 

もえぎ組さんたちが
大好きなあそびのひとつが
「いないいない ばあ」。

 

保育士が両手の平で顔を隠した後、
「ばあ!」と顔を見せると、
満面の笑みを見せてくれます。

 

少し離れたところにいた子も、
近づいてきてつかまり立ちしたまま
家具に顔を隠したり、
シフォン布を顔に被っては、
自分で顔を出し、
「ばあ!」とかわいらしい声を出して
あそんでいます。

 

 

顔が隠れてしまうけれど、
ちゃんと覚えていて、
「もうすぐ出てくる、出てくる……
やっぱり出た!」

 

知っている笑顔の顔を見つけて
うれしい瞬間なんですね。

 

8月に2人の新入園児を迎えた
もえぎ組。

 

入園当初は大好きな
お母さんのいない部屋で
「おかあさん、おかあさん」と
呼んでいるかのように、
不安な気持ちを泣いて
伝えてくれていました。

 

そんな中、最初は午前中だけ。
次はお昼の食事時間まで。
その後、午睡して
おやつを食べる時間まで、、、と、
少しずつ保育時間を延ばしていきました。

 

そして、毎日同じ担当保育士が
食事を一緒にし、おむつを替え、
眠る時も傍に寄り添い、
不安な時には抱っこしたり、
同じものを見て触れて
共感しながら過ごしています。

 

 

 

すると、
「いつも同じ大人がお母さんのように
自分を見てくれているな」
と気づき、不安な気持ちになった時に
頼りにしてくれるようになってきました。

 

そして、気持ちが安らぐと、
自分で玩具に手が伸び、
楽しいことを見つけようと
部屋の中の探索をし始めます。

 

「楽しいな」と振り返り、
目を合わせて微笑んでくれた時には、
とても幸せな気持ちになります。

 

 

同じ部屋の他の友だちの顔も覚え、
今では子ども同士が関わり合って
あそぶことも増えました。

 

ひとりがカーテンで自分の顔を隠して
「いないいない…」をすると、
目の前で顔を出してくれるのを
待つ子がカーテンをめくり
「ばあ!」

 

 

知っている、安心できる人の
顔をみつけて、
「ばあ!」

自分を見て笑ってくれるから、
「ばあ!」

 

こどもは自分のことを
見ててくれてる大人がいることで
安心して過ごせます。

その愛着関係が力になって、
あそびたいものに
集中できるようになり、
次第にまわりの友だちへと
興味が広がっていきます。

 

もえぎさんも、
「ここが毎日通う自分の第二のお家なんだ」と、
感じ始めてくれているようです。

 

 

一人ひとりの思いが表現できる環境をつくり、
その思いを受けとめて、
時には信じて待ち、
必要な時には手を差し伸べてあげられるように
傍で優しく見守っていきたいと思っています。

 

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