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食べてみようかなと思えるきっかけ
夏真っ盛り、プールや水遊びが
とっても気持ちのいい時期になりましたね。
こととも保育園の子どもたちも
暑さにも負けず、
元気いっぱいに水遊びを楽しんでいます。
あさぎ組担任の橋田です。
あさぎ組に進級して4か月が経ち、
心も身体も少しずつ大きくなり、
しっかりと自己主張も
できるようになってきました。
いわゆるイヤイヤ期が始まるとともに、
特に食事場面では
「スプーンを自分で持って食べたい」
と言う気持ちを主張できるようになり、
野菜などの食べ物への好き嫌いが
出てくるようになりました。
そこで、少しでも野菜に興味を持ち、
「食べてみようかな?」と思えるように
先日、るり組が園庭で育てた野菜を
触らせてもらう機会を作っていただきました。
とうもろこしの皮むきをしたり、
抱っこして大きさを楽しんだり、
トマトを頬に擦り付けて
肌触りを楽しんだりと思い思いに楽しみ、
子どもたちも目を輝かせて大喜びでした。
触らせてもらった野菜は
その日のおやつで「野菜ピザ」として登場。
「これはみんなが触ったトマトだよ」
と伝えると、興味津々でピザをじっと見つめ、
トマトが苦手だった子も
自分からぱくぱくと食べてくれました。
また、そのような取り組み以外でも
やり取りの中から
苦手な食べ物を自分から食べることが
できるようになることもあります。
ある日のこと、
担任が「ポリポリおいしいね」と
声をかけたのをきっかけに、
「どんな音がするのかな?」と
歯ごたえや音を楽しみながら
自ら野菜を食べることができた子がいました。
すると、野菜を嫌がっていた
別のお友だちが
「僕も見て!」と言いたげに
大きなお口でぱくぱくと野菜を食べ始め、
最後には友だちとピカピカになった
お皿を見合って、
とっても嬉しそうに笑いあっていました。
大人の関りだけでなく、
お友だちからも良い影響を受けて
「食べてみようかな」と思えた素敵な瞬間で、
こんなやりとりを大切に関わっていきたいなと
改めて感じさせられました。
こととも保育園では食事面に関して
苦手を克服するのではなく、
好きな食べ物がたくさんある子に
育ってほしいと考えています。
どんな食べ物も
「自分で食べてみたい」と思って
食べることが大切です。
食べ物に興味を持ち、
自ら「食べてみようかな」と思える
きっかけ一つが、
好きな食べ物を増やす大きな一歩になります。
どんな食材も「おいしいね」と
笑顔で楽しく食べることのできるよう、
これからもあたたかく
関わっていきたいと思います。