食を育む
こんにちは。
栄養士のむつみです。
今年の夏の暑さは異常でしたが、
はぐみのの子どもたちの食欲は
心配するほど減退することなく、
厨房のスタッフと共にうれしく思っています。
はぐみのでは毎月19日の食育の日に、
三歳児クラスのそら組さんを中心に
食育(食に関連した取り組み)を行っています。
「食育の日」とは?…
2005年、食育基本法に基づいた
食育推進基本計画によって制定された記念日です。
また、毎年6月は食育月間に制定されています。
では、食育の取り組みを紹介したいと思います。
5月は「玉ねぎの収穫、皮むき」と
「グリンピースのさや剥き」。
エプロン・三角巾を付けた、そら組さん。
初クッキングでドキドキわくわくの様子。
玉ねぎの皮むきは、
「目がいたいよ」と涙を流しながらも
1玉むききりました。
6月は梅の季節ということで、
「梅ジュース作り」。
「いい匂い」
梅のにおいだよ。
「たべてもいい?」
ジュースになったらね。
季節の香りを知っておくことも大切ですね。
「もう飲めるかな」と
心待ちにしていた日がきました。
「おいしいね」
「ちょっと酸っぱいね」と
みんな、いい飲みっぷり。
たくさんクエン酸を摂ることができました。
7月は「カボチャを見て、触って、感じる」。
これは全クラスで行いました。
給食によく登場するカボチャ。
はぐみのの子どもたちは大好きです。
各クラス自由にカボチャと触れ合い、
「おもたいね」
「かたいね」と、
ツンツンつついたり。
8月は「はぐみの農園直送とうもろこしの皮むき」。
「なんだこれ?」
「ふさふさしてるよ」と
ひげに夢中の子どもたち。
むき始めると一気に真剣な表情。
「まだ皮がある、まだ皮がある」と、
むいて中身を楽しみにしていたのですが、
あまり実のない
食べかけのようなとうもろこしが出現。
驚く子どもたち。
残念ながら食べることはできませんでしたが、
いい体験になったのではないかなと思います。
他にも、
はぐみの農園の野菜の収穫に合わせて、
ピーマン・トマト・ナスに触れ、
調理師さんがパパっと1品作ってくれて
新鮮な味を体験したり、
給食によく登場する魚「カジキ」は
どれくらいの大きさかを
クイズにしたり……。
保護者の皆さまも巻き込んでの
取り組みもしています。
不定期なことも多いので、
いつ何をするかはお楽しみに。
保育者も楽しみながら考えています。
「19日は食育の日だから何かをする!」と、
きっかけにしていますが、
日々の中で自然に食に対して
興味関心を向けていけたらいいなと思っています。
すぐにそうなるとは限りません。
1年後か、はたまた5年後かもしれませんが、
子どもたちを信じて取り組んでいきます。
私たちと、食との関係は
生きている限りつづきます。
